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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
21866
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
性格と個人差の心理学
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
河崎 俊博
曜限
Day/Period
金3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

性格と個人差の心理学として本講義では心理的アセスメントを取り上げる。心理的アセスメントは、種々の心理的援助において、対象となる個人または集団について、その特徴を捉え、理解するための面接や心理検査などの専門的な技法を用いて関わることである。
本講義では、①心理的アセスメントの目的と倫理、②心理的アセスメントの観点及び展開、③心理的アセスメントの方法(観察・面接・心理検査など)、④記録と報告の方法について、実践的な架空事例を踏まえながら、心理的アセスメントから治療や支援へ繋げる流れを解説する。また、個人情報の収集と保護など倫理的な配慮が必要な点についても理解する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・心理的アセスメントの目的を意識し、アセスメントを行う際の視点を獲得する。
・こころの病に関する知識、心理的アセスメントの方法、心理検査の種類や方法、原理と限界について説明することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・具体的な架空事例を読み、事例のアセスメントを行うことができる。
・アセスメントの方法や症例の解釈を、自分なりに考えて仮説を立てることができる。
③主体的な態度の観点
・種々の知識に基づき、自ら心理的アセスメントを行うことができる。
・多様な問題を持つ人へのかかわりや個人情報の保護など倫理的配慮を自らの力で考える態度を身につける。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  性格と個人差の心理学ーオリエンテーション
第2回  心理的アセスメントの観点と展開1 パーソナリティー理論1
第3回  心理的アセスメントの観点と展開2 パーソナリティー理論2
第4回  心理的アセスメントの観点と展開3 青年期・成人期の心と発達の問題
第5回  心理的アセスメントの観点と展開3 思春期の心と発達の問題
第6回  心理的アセスメントの観点と展開4 幼児期・児童期の心の発達の問題
第7回  心理的アセスメントの方法と技術1 観察
第8回  心理的アセスメントの方法と技術2 心理テスト−質問紙法
第9回  心理的アセスメントの方法と技術3 心理テスト−投映法1 種類と実施
第10回  心理的アセスメントの技法と技術4 心理テスト−投映法2 解釈と留意点
第11回  心理的アセスメントの方法と技術5 心理テスト−知能検査1 実施法
第12回  心理的アセスメントの方法と技術6 心理テスト−知能検査2 解釈と留意点
第13回  心理的アセスメントの方法と技術6 心理テスト−発達障害のアセスメント
第14回  心理アセスメントの記録と報告、支援
第15回  まとめとテスト

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・指定されたレジュメを読んでくること。
・提示された症例などの資料を読み、考えをまとめておくこと。
・授業内レポート課題を課すことがある。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業内レポート(約20%),  テスト(約70%)、授業への貢献度(約10%)
但し、学習の進捗状況や採点の都合上、上記の割合は厳密な割合でなく、一つの目安と考えて下さい。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
テストによる知識確認
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
心理的アセスメント(特に見立て)に関するレポート課題
③主体的な態度の観点
テーマごとの振り返りと授業内レポート

教科書
Textbooks


教科書・参考書については、第1回に説明します。

参考書
References

藤田哲也 監修 串崎真志 編著  絶対役立つ臨床心理学  ミネルヴァ書房  978−4−623−07795−3
高瀬由嗣・関山徹・武藤翔太 編著  心理アセスメントの理論と実践:テスト・観察・面接の基礎から治療的活用まで  岩崎学術出版社  978-4753311668

教科書・参考書については、第1回目に説明します。

フィードバックの方法
Feedback Method

ミニッツペーパーへのコメントについては、口頭で応答を行う。
確認テスト、授業内レポートについては、授業内で全体的な傾向をコメントする。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

授業の前後に対応する。

その他
メールにて問い合わせ下さい。連絡先は初回にお伝えします。

備考
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