- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21220
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 情報文化学専修ゼミ2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/1
- 1
- 担任者名
Instructor - 柴田 一/山ノ内 裕子
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
<秋>
演習(対面型)
言語 / Language
<秋>
日本語(Japanese)授業概要 / Course Description
<秋>
情報化が進展しエビデンスが重視される現代社会では、教育現場はもちろん、文系学部の卒業者が就職する様々な職業で働くうえでも、また日常生活を送るうえでも、社会調査の方法やデータの分析方法の重要性がますます高まっている。
社会調査は結果を公表しなければならない。したがって、アンケートやインタビューなどの社会調査を用いた卒業論文を書こうとするのであれば、社会調査を行う必要性、質問の文言・順序、選択肢の精査、得られたデータの的確な統計処理・検定などを熟慮する必要がある。そこで本科目では、教育文化研究において最低限必要な社会調査の知識とスキルを学ぶ。
前半の第2~8回は、量的調査分析の設計と手法を中心に学ぶ。パソコン教室で、講義、統計ソフトを用いた演習、グループワークを組み合わせて行う。知識の定着を図るため、授業内で小テストも行う。
後半の第9~15回は、質的調査分析の手法について学ぶ。とりわけ教育文化を研究するのにあたってはしばしば観察法とインタビュー法が用いられるため、両者について講義形式で学ぶだけではなく、受講生が自ら質的調査を行ない、報告書を作成することによって、具体的な方法論を体得する。
到達目標 / Course Objectives
<秋>
①知識・技能の観点
・社会調査の目的・方法・手順を理解する
・量的・質的、両方の調査分析に関わる基本的概念を理解する
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・簡単な調査票が作成できるようになる
・初歩的な統計分析ができるようになる
・調査を実施して分析結果を報告書にまとめられるようになる
・適切な課題を立て、観察法・インタビュー法を用いた調査ができるようになる
③主体的な態度の観点
・量的・質的、両方の調査・分析と報告書作成に積極的に取り組むことができる
・自らの学習を振り返り、適切な改善点を挙げることができる
授業手法 / Teaching Methods
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
<秋>
第1回 社会調査とは何か
第2回 量的調査分析の考え方、EXCELによる統計処理の方法
第3回 標本抽出と統計的検定
第4回 変数・尺度の種類と分析方法の選択
第5回 クロス集計とカイ二乗検定、平均の差の検定、相関分析
第6回 調査票と質問項目の作り方
第7回 質問項目の作成とデータ分析
第8回 発展的量的調査分析
第9回 質的調査とは何か/非参与観察法(観察法)について
第10回 非参与観察(観察法)の実践
第11回 フィールドノートをもとに、レポートを作成する
第12回 インタビュー調査の方法と実際
第13回 インタビュー調査演習
第14回 ライフストーリー・インタビュー法の方法と実際
第15回 音声データをもとに、レポートを作成する
授業時間外学習 / Expected work outside of class
<秋>
量的調査分析を扱う学期前半には、授業内小テストに備えた前回学習内容の復習や、小課題の提出が求められる。
質的調査分析を扱う学期後半には、小課題としてレポートの提出が求められる。レポートの作成が授業時間内に終わらなかった場合は、各自で授業時間外に取り組み、期日までに提出すること。なお、ライフストーリー・インタビューに関しては、授業時間外に、予め指定された期間に各自で実施する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
<秋>
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
・授業への積極的な参加(40%)、小テストと課題(30%)、レポート(30%)
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
<秋>
①知識・技能の観点
・教育文化の研究に必要な社会調査の知識と技能を身につけているか
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・教育文化の研究に必要な調査分析のための実践的能力を身につけているか
③主体的な態度の観点
・社会調査の知識・技能・実践的能力を積極的に得ようとしているか
- 教科書
Textbooks <秋>
備 考 / Note=====================================
<秋>
指定しない。授業内で適宜参考書を紹介し、資料を配付する。
-
参考書
References <秋>
大谷信介他編著 『最新・社会調査へのアプローチ 論理と方法』 (ミネルヴァ書房) ISBN: 978-4623095247
伊達 平和・ 高田 聖治 『社会調査法 (データサイエンス大系)』 (学術図書出版社) ISBN:978-4780607048
工藤保則・寺岡伸悟・宮垣元編 『質的調査の方法[第3版]―都市・文化・メディアの感じ方』 (法律文化社) ISBN: 978-4589041906
備 考 / Note=====================================
<秋>
- フィードバックの方法
Feedback Method <秋>
関大LMSを用いる
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact <秋>
各担当者の関大LMSのメッセージ機能を使用。
- 備考
Other Comments <秋>
状況により授業計画の一部を変更する場合もある。