- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21693
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 芸術学・美術史特殊講義a
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 福井 麻純
- 曜限
Day/Period - 水3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
日本美術史のうち、江戸時代から明治へ至るまでの絵画を取り上げる。
江戸時代の絵画の特徴は、それまで支配者層のものであった絵画に民衆化の動きがおきたことにある。大衆メディアとして人気を集めた浮世絵をはじめ、人々の多種多様な好みに応えるために多くの絵師や表現法が登場し、それまでにない多彩な絵画が生み出された。さらに一般の人も絵を描くことに関心を寄せたことが、絵手本や図案集などの出版物から読み取れる。絵画の役割は現代よりも幅広いものであったといえよう。
ここでは、作品を通して江戸絵画を概観するとともに、作品の見方や研究方法について考える。
授業はスライドを用いて具体例をあげながら進行する。
理解を深めるために出席者による口頭発表を行う。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
江戸時代の絵画についての基礎的知識を身につけ、作品の特質を
見出すことができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
作品の比較分析を行い、述べることができる。
作品研究を通して疑問点や問題点を提示することができる。
③主体的な態度の観点
江戸絵画への理解と関心を高め、日本の文化・芸術に対して広い視点で自らの意見を述べることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.江戸絵画の多様性(第1回・ガイダンス)
2.江戸前期の絵画について(第2回)
3.江戸中期の絵画について(第3回)
4.江戸後期の絵画について(第4回)
5.江戸狩野の特徴と実績(第5回)
6.琳派は「装飾的」なのか(第6回)
7.浮世絵の特殊性(第7回)
8.写生とリアル(円山応挙とその周辺)(第8回)
9.文人に憧れる人々(第9回)
10.「奇想の画家」伊藤若冲(第10回)
11.洋風画とは(第11回)
12.復古やまと絵と幕末(第12回)
13.口頭発表(第13回・第14回)
14.まとめ(第15回)授業時間外学習 / Expected work outside of class
口頭発表のための事前準備が必要となります。
参考資料等を通して予習・復習を課すことがあります。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
発表50%、授業への取り組みと出席30%、小レポート20%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
小レポートの視点と内容
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
口頭発表の実施とその内容
③主体的な態度の観点
授業時の討議や質疑応答
- 教科書
Textbooks
授業に必要な資料等はその都度配布します。
その他、講義内容に合わせてレジュメを配布します。
-
参考書
References 辻惟雄 日本美術の歴史 東京大学出版社 2005年 9784130820868
山下裕二・高岸輝 監修 日本美術史 美術出版社 2014年 9784568389074
- フィードバックの方法
Feedback Method 口頭発表、小レポートを通じて個別に行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能で連絡してください。
- 備考
Other Comments 履修人数によって、授業計画を変更する場合があります。