- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21699
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ドイツ文化論a
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 柏木 貴久子
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、地方色豊かなドイツを中心に、隣接するオーストリア、スイスといったドイツ語圏の国々、さらにはこれらが属するヨーロッパという文化圏も広く視野に入れながら「ドイツ文化」を考察します。ステレオタイプな「ドイツ像」にとらわれず、文化・社会事象を観察する眼を養うためには、対象とする文化圏の精神的基盤を知ることが重要です。そのような観点から、ヨーロッパ世界の精神風土を形成するキリスト教を視野に据え、 歴史的背景をおさえながら、ドイツ語圏の文化事象を理解することを目標とします。
到達目標 / Course Objectives
ヨーロッパの精神風土についての知識を修得しつつ、ドイツ語圏文化について理解する。また、これを通じて、私たちが生きる現代の文化を多層的複眼的に観察する視点を身につける。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
導入として「ドイツ」、「文化」概念の問題化と意識化したのち、以下に挙げたテーマを扱います。主にヨーロッパ世界の精神的基盤としての聖書を文化思想的に解釈しながら、関連する芸術作品を紹介します。また神話、中世から18世紀の文化を取り上げながら、開講季節に応じて行なわれる祝祭についても随時触れます。次のように授業をすすめる予定です。
1週 導入、「ドイツ文化」とは何か
2〜3週 ゲルマン神話、聖書における世界の始まり
4週 五月の行事
5週 聖書とマルティン・ルター
6〜7週 聖書から見るドイツ文化
8週 カール大帝
9週 ビンゲンのヒルデガルト
10〜11週 マイセン陶磁器など、専制君主たちによる文化形成
12週 ベートーヴェン
13週 ライン河とローレライ
14週 熊クマが表すものとは
15週 まとめの筆記テスト授業時間外学習 / Expected work outside of class
関心のあるテーマについて文献を調べるなど知識の拡充を図る。また、授業で得た知識や観点を通して、日常生活を文化観察の視点から見ることを意識する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
筆記試験(60%)、ミニッツペーパーを含む出席・受講姿勢(40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
授業で取り上げた概念、文化事象について正しく理解できているかどうか、また得られた知識を文化理解の問題として考察することができているか評価する。
- 教科書
Textbooks
特になし
-
参考書
References 新共同訳 『聖書』 (日本聖書協会)
木村靖二編 『新版世界各国史 ドイツ史』 (山川出版社)
- フィードバックの方法
Feedback Method ミニッツペーパーの一部を紹介し、内容を共有したうえでコメントします。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業後に対応する。
関大LMSのメッセージ機能を利用する際は、必ず自分の連絡先(メールアドレス等)を明記すること。
- 備考
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