2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
20805
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
専修横断演習(現代文化論)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
担任者名
Instructor
木戸 彩恵/大貫 菜穂/三村 尚彦
曜限
Day/Period
金5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

〈装うこと〉の現代文化論

憧れのブランドの服を身にまとうこと、制服を着て学校に通うこと、TPOにあわせてメイクアップを変えること、場合によってはタトゥーを体に刻むこと……。装うことは現代の身体文化における欠かせない一局面です。本科目では、哲学、心理学、芸術学などの横断的なアプローチから、身体に装いをほどこすことの文化的意味について演習形式で理解を深めます。

授業は(1)ファッションと身体の哲学、(2)現代の大学生の化粧文化、(3)ピアス・タトゥーと現代文化の3つのパートに分けて進めます。それぞれのパートでは、担当者による講義、講義内容をふまえたグループ・ディスカッション、そして、担当者から提示する課題についてのプレゼンテーションと講評を行います。

それぞれのパートの概要は以下の通りです。

(1)ファッションと身体の哲学(三村担当)  なぜ服を着るのか、なぜ自分の身体の表面にこれほど関心を持つのかといった問いに対して、
テキストや映像を参照しながら議論していきます。またルッキズム(外見至上主義)についても取りあげる予定です。

(2)現代の大学生の化粧文化(木戸担当)
受講生自身の経験を通して、現代の化粧文化の在り方を考えます。考察の観点として「化粧」という概念やメディアとの関わり方、大学生の心性などを扱います。なお、木戸担当セクションでは広義の意味での化粧を扱い、ワークを行いますが、性別を問わず参加することが可能です。

(3)ピアス・タトゥーと現代文化(大貫担当)
美学芸術学におけるメディウム論を参照することで、ピアッシングやタトゥーなどの身体改造文化を理解するための多様な切り口を知り、それらの捉え方を検討します。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
〈装うこと〉の文化的な意義について歴史的な視座をふまえて理解する。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
私たちが日々〈装うこと〉において何をしているのか、多角的に考察できる。

③主体的な態度の観点
〈装うこと〉の文化的な意義について批判的に理解できる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 ガイダンス
第2〜5回 メディアとしてのファッション
第6〜9回 現代の大学生の化粧文化
第10〜13回 ピアス・タトゥーと現代文化
第14、15回 まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

指定した資料の読解、発表の準備および提出物の作成

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業参加態度(40%)、課題提出およびプレゼンテーション(30%)、最終レポート(30%)を目安に総合的に評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
〈装うこと〉の文化的意義について、講義内容を適切に理解し、領域横断的な知識を身につけていること。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
項目①の知識・技能に基づき、具体的な事例について分析し、発表やレポートにまとめられること。

③主体的な態度の観点
教室での議論に積極的に参加し、議論の内容を適切なプレゼンテーションにまとめられること。

教科書
Textbooks


適宜プリントを配布する。

参考書
References


適宜指示する。

フィードバックの方法
Feedback Method

発表や提出物に対する教室での講評

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSのメールにて連絡してください。

備考
Other Comments

この科目は履修者定員(25名)を設けています。
定員を超えて履修登録があった場合は履修変更期間終了後に事後抽選を実施します。
事後抽選結果は、履修変更期間後にインフォメーションシステムのWEB履修画面により発表します。
事後抽選で抽選からもれた学生については、本科目の履修はできません。
別科目の履修登録は秋学期の履修変更期間中に可能です。