- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 20006
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 総合人文基礎講義(ジェンダーで学ぶ総合人文学)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 池田 智恵/多賀 太/井谷 聡子/馬 定延
- 曜限
Day/Period - 水5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
近年「ジェンダー」や「セクシュアリティ」という言葉は社会で広く認識され、使用されるようになってきました。また、アメリカ発の#Me too運動などを通じ、性差別の問題に対する社会的関心が再び高まっています。しかし、そもそも「ジェンダー」や「セクシュアリティ」とは何でしょうか。学問の世界でもこれらの概念、そしてフェミニスト批評、クィア批評というアプローチを用いることで新たな知の地平線を切り開いてきました。人間と文化の多様性と豊かさ、そして権力と抑圧、暴力について理解し、平等で平和、持続可能な社会を構築する上でジェンダーとセクシュアリティの問題について理解することは必須です。
本講義では、文学部における多様な学びをジェンダーとセクシュアリティの視点からより豊かに、より深く理解し考察するための基本的な概念や枠組み、分析方法や研究対象について学ぶことを目指します。本講義は、多専修によって構成される文学部の特徴を生かし、異なる専修の教員がリレー形式で担当します。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
•「ジェンダー」と「セクシュアリティ」の概念を理解できる。
•ジェンダー・セクシュアリティ研究で使用される用語とその概念を説明できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
•異なる学問領域においてジェンダー、セクシュアリティの概念がどのように応用されているのか理解できる。
•ジェンダーとセクシュアリティの概念を社会問題を考える枠組みとして応用できる。
③主体的な態度の観点
•自らの学習を振り返り、日常生活で接する関連情報と自身の専修での学びに結び付けて考えることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 シラバス説明・ジェンダー学への招待〜ジェンダーとは?(担当:井谷)
第2回 女性差別の歴史と女性運動の背景(担当:井谷)
第3回 女性運動の日本への伝播 (担当:井谷)
第4回 ウーマンズリブとバックラッシュ(担当:井谷)
第5回 第3波フェミニズムと「女」の多様性への気づき (担当:井谷)
第6回 マスキュリニティ/男性性への視点(担当:多賀)
第7回 ジェンダーの比較文化―東アジアを中心に(担当:多賀)
第8回 言語とジェンダー(担当:多賀)
第9回 ジェンダーと人間形成(担当:多賀)
第10回 もう一つの歴史(担当:馬)
第11回 ジェンダーと映像表現(担当:馬)
第12回 ジェンダーリテラシーで小説を読む(担当:池田)
第13回 台湾における同性愛文学とその周辺(1)(担当:池田)
第14回 台湾における同性愛文学とその周辺(2)(担当:池田)
第15回 到達度確認(担当:井谷)授業時間外学習 / Expected work outside of class
・リーディング課題が出されている回は、授業までに課題のテキストを読み、講義内容をしっかり理解できるように準備する。
・講義で習った内容を復習し、理解を含める。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
ミニッツペーパー(70%)、到達度確認テスト(30%)履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
到達度確認テストで知識と理解度を評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
各回のミニッツペーパーを用いて、各回のトピックと授業内容について思考、判断し、考えを文章に表現できる能力を評価する。
③主体的な態度の観点
各回の授業に主体的に参加し、理解・思考しているかをミニッツペーパーで評価する。
- 教科書
Textbooks
必要に応じて授業やLMS上で配布する。
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 各回の担当者からレスポンスペーパーへのフィードバックを授業時間に口頭で行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
LMSメッセージ
- 備考
Other Comments 連絡方法:LMSメッセージ(授業全体の質問は井谷に、各回の内容については担当者に連絡して下さい)