- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 20004
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 総合人文基礎講義(総合人文学と現代社会)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 森本 慶太/官田 光史/平井 章一/嶋中 博章
- 曜限
Day/Period - 水5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
<春>
講義(対面型)
言語 / Language
<春>
日本語(Japanese)授業概要 / Course Description
<春>
「私たちはどこからきてどこへ行くのか。」これは、人間が過去・現在・未来を考えるときに常に想起する根源的な問いかけです。しかし、私たちが生きているこの21世紀は、膨大な情報がすさまじい速度で行き交い、蓄積され、個人としての人間はその情報量に立ちすくみ、「私は今どこにいるのか」を問うことを難しくしています。この状況において、人文学が営々と築いてきた蓄積、すなわち「人文知」は、この問いを深めていくための重要な手段となります。
この授業が主として扱うのは20世紀という時代です。それは、私たちが立っている地面の表層を形成し、現在に直接つながっている諸事象です。授業では20世紀を理解するための3つのテーマに沿って、知っておくべき知識を確認し、それら諸事象に対して人間がどのように格闘してきたかを論じます。それは21世紀を生きるみなさんが、現代社会と人文学の位置を自ら俯瞰する一助となるはずです。
到達目標 / Course Objectives
<春>
➀知識・技能の観点
・現代社会を考えるための重要な概念を理解し、自らの言葉で体系的に語ることができる。
➁思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・現代社会を理解するためのテーマと現代の諸事象を関連づけて考えることができる。
➂主体的な態度の観点
・現代社会が直面する様々な問題に、「人文知」の蓄積を踏まえて向かい合うことができる。
授業手法 / Teaching Methods
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
<春>
※第1回の授業動画と資料は当日の開始時間を目途に関大LMSを通じて公開します。公開期間は開始から1週間とします。
第1回 ガイダンス 「20世紀」を問う(森本・オンデマンド配信)
1.帝国と国民国家
第2回 ナショナリズムと植民地帝国(嶋中・対面)
第3回 大日本帝国の美術(平井・対面)
第4回 第一次世界大戦と帝国の動揺(森本・対面)
第5回 国民という自己認識(官田・対面)
2.社会主義とファシズム
第6回 ファシズムと大衆社会(森本・対面)
第7回 戦時下の社会主義(官田・対面)
第8回 ユートピアか、ディストピアか(嶋中・対面)
第9回 戦前と戦後の連続と断絶(官田・対面)
第10回 社会主義リアリズムと大ドイツ芸術展(平井・対面)
3.脱植民地化とグローバル化
第11回 冷戦と脱植民地化(森本・対面)
第12回 「南洋」イメージから考える(官田・対面)
第13回 ポストコロニアリズムの潮流(嶋中・対面)
第14回 「日本」美術の現在(平井・対面)
第15回 まとめ 歴史の終焉?―ポストモダンからの挑戦(嶋中・対面)
授業時間外学習 / Expected work outside of class
<春>
授業で配布する資料や参考文献を熟読し、授業毎の小課題に取り組む準備をする。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
<春>
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
3つのテーマに関するレポートの評価75%(25%×3回)および小課題の達成度25%で評価します。
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
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➀知識・技能の観点
・毎回の小課題および3つのテーマに関するレポートの内容
➁思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・3つのレポートの完成度
➂主体的な態度の観点
・毎回の小課題の達成度
- 教科書
Textbooks <春>
備 考 / Note=====================================
<春>
教科書は使用しません。
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参考書
References <春>
備 考 / Note=====================================
<春>
授業中に適宜紹介します。
- フィードバックの方法
Feedback Method <春>
授業時に寄せられた意見・回答で気づいた点があれば、当該回の担当教員が授業内あるいは関大LMSでコメントします。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact <春>
・授業の前後
・代表教員(森本)のオフィスアワー:月曜2限・個人研究室
・授業時間外に授業内容についての質問がある場合は、関大LMSのメッセージ機能で当該回の担当教員に連絡してください。それ以外の用件については代表教員(森本)へ連絡すること。
- 備考
Other Comments <春>
この授業は第1回のみオンデマンド配信、第2回以降は対面で実施します。