2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
22015
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
学校図書館サービス論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
鈴木 啓子
曜限
Day/Period
水1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義では、学校図書館サービスの基本や総論を関連資料や実践例などを紹介しながら説明し、学校司書の役割についても取り上げます。演習や体験などを交えながらグループワークやディスカッションを組み入れた授業を行います。学校図書館での勤務経験を基に学校図書館サービスの具体的な方法や工夫を解説します。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・学校図書館の機能と役割を理解し、学校図書館サービスの意義と方法を説明することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・学校図書館サービスの視点から、日常の活動と学習支援のあり方を考え、表現することができる。
③主体的な態度の観点
・学校司書の役割を理解し、自ら学校司書として実践する態度をもつことができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・実践的演習

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 学校図書館とは何か 
・オリエンテーション
・学校図書館の機能と役割
・学校図書館の教育力
・学校司書について

第2回 学校図書館サービスの意義と方法
・学校図書館サービスの意義と理念
・学校図書館サービスの種類と方法

第3回 学校図書館の運営
・運営の方針と計画
・収集方針と選択・除籍基準
・学校図書館の評価

第4回 資料提供サービス・情報サービス(1)
・資料提供サービス・情報サービスの意義
・資料提供と図書館の自由

第5回 資料提供サービス・情報サービス(2) 
・資料提供サービス・情報サービスの種類と方法
・貸出・予約・レファレンスサービス

第6回 利用環境の整備(1) 図書館資料の整備 
・学校図書館資料整備の意義
・情報資源と蔵書構築

第7回 利用環境の整備(2) 施設・設備の整備
・学校図書館施設・設備の意義
・学校図書館のレイアウト、展示・サイン・掲示・装飾
・「広場」機能と役割

第8回 児童生徒への読書支援
・読書支援の方法と技術
・読書環境の整備

第9回 学習支援と情報リテラシー
・学習支援の意義
・メディア・情報リテラシーの育成
・探究学習の支援

第10回 学校図書館利用教育 
・図書館利用教育の意義と目的
・利用教育の計画と方法

第11回 教職員への支援 
・教職員への学校図書館サービス
・授業支援と協働

第12回 特別な教育的ニーズのある児童生徒に対する支援
・特別な教育的ニーズのある児童生徒
・多様なニーズに即した支援方法と資料提供

第13回 学校図書館の広報活動・渉外活動 
・広報活動のねらいと方法
・広報活動の実際
・渉外活動での連携

第14回 学校図書館サービスと著作権 
・著作権法
・学校図書館サービスと著作権法
・著作権教育

第15回 学校図書館教育と課題  
・生涯学習と学校図書館
・学校司書の役割
・メディア・情報リテラシー教育と学校図書館

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・授業内でディスカッションを行うため次回の授業範囲について、テキストを読み、専門用語などの意味を理解し、内容をまとめることを予習として毎回の授業に課します。この課題には、大よそ1時間程度かかります。
・授業後に課題や演習などを課します。授業のまとめとして小論文を課します。提出期限までに関大LMSに提出してください。
・授業で配布のレジュメと資料を読んでください。
・グループで授業外に調べ学習をして、授業で発表します。
・公共図書館や可能なら学校図書館を見学し、どのようなサービスを行っているか観察してください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常試験(テキストの要約・振り返り、レポート、演習、小論文等)100%
意見文も重視します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・テキストの要約(10%)
・課題レポート(30%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・演習(30%)
・小論文(20%)
③主体的な態度の観点
・毎回の授業後に課す振り返り(10%)

教科書
Textbooks

学校図書館問題研究会  学校司書のための学校図書館サービス論  樹村房  9784883673490

参考書
References

塩見昇  学校図書館の教育力を活かす:学校を変える可能性  日本図書館協会  9784820416135
学校図書館問題研究会  学校司書って、こんな仕事:学びと出会いをひろげる学校図書館  かもがわ出版  9784780306996 
高橋恵美子  学校司書という仕事  青弓社  9784787200624
金沢みどり  学校司書の役割と活動:学校図書館の活性化の視点から  学文社  9784762027529
学校図書館スタートガイド編集委員会  学校司書・司書教諭・図書館担当者のための学校図書館スタートガイド  少年写真新聞社  9784879815231
野口武悟、成松一郎  多様性と出会う学校図書館:一人ひとりの自立を支える合理的配慮へのアプローチ  読書工房    9784902666359 
学校図書館問題研究会「ブックトークの本」編集委員会  ブックトーク再考:ひろがれ!子どもたちの「読みたい」「知りたい」  教育史料出版会  9784876524341
クリスティーナ・A.  ホルズワイス他  学校図書館をハックする:学びのハブになるための10の方法  新評論  9784794811745
高橋恵美子、笠川昭治  学校図書館とマンガ  日本図書館協会  9784820422082
堀川照代  「学校図書館ガイドライン」活用ハンドブック:解説編  悠光堂  9784909348098
堀川照代  「学校図書館ガイドライン」活用ハンドブック:実践編  悠光堂  9784909348104
塩見昇  塩見昇の学校図書館論:インタビューと論考  日本図書館研究会  9784930992307

フィードバックの方法
Feedback Method

課題等は、関大LMSでコメントします。
毎回の授業で実施したミニッツペーパーは、コメントを入れて次回授業時に返却します。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
授業の後に対応する。
関大LMS
関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

学校司書のモデルカリキュラムにある科目を修得すること