- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 22020
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 博物館資料保存論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 尼子 奈美枝/山口 繁生/桃井 宏和
- 曜限
Day/Period - 土3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義（対面型）
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
博物館の所蔵する資料は，貴重な学術資料であるとともに国民的財産でもある。学芸員は，この貴重な資料を守り後世へ伝えていく責任がある。本科目では博物館資料における，状態調査の方法，保存の条件と影響，生物被害とIPM，収蔵・展示の環境，保存修理の方法，梱包と輸送の方法，などについて、人文科学的的視点および自然科学的視点の双方から講義をおこなう。そして，博物館資料保存に関して、基礎的知識を習得し理解を深めるとともに、自らの見解を持つことを目指す。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
講義内容から博物館資料保存に関する基礎的知識を習得する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
博物館資料保存に関する理解を深め自らの見解を持つ。
③主体的な態度の観点
講義を積極的かつ意欲的に受け疑問点などについて質問をする。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス（博物館における資料保存の意義）
第2回 資料の状態調査・現状把握，資料保存の諸条件とその影響1
（考古学的視点1）
第3回 資料の状態調査・現状把握，資料保存の諸条件とその影響2
（考古学的視点2）
第4回 資料の状態調査・現状把握，資料保存の諸条件とその影響4
（科学的視点1）
第5回 資料の状態調査・現状把握，資料保存の諸条件とその影響3
（科学的視点2）
第6回 伝統的保存方法
第7回 災害の防止と対策
第8回 生物被害とＩＰＭ(総合的有害生物管理)，
収蔵庫および展示の環境1
第9回 生物被害とＩＰＭ(総合的有害生物管理)，
収蔵庫および展示の環境2
第10回 資料の保存修理1（伝世資料）
第11回 資料の保存修理2（出土木製品）
第12回 資料の保存修理3（出土金属製品）
第13回 資料の梱包と輸送
第14回 資料の公開と活用
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業ノートや参考書などを基に講義内容を復習する。
各自で実際に博物館や資料館へ行き、講義内容を復習しつつ、学芸員の視点に立って博物館資料への理解を深める。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績評価割合：授業態度・積極性・意欲…50％，レポート…50％基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
基礎知識の習得（レポート）（25％）
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
講義内容の理解と自らの見解（レポート）（25％）
③主体的な態度の観点
授業態度・積極性・参加意欲（50％）
- 教科書
Textbooks 網干善教・高橋隆博編 『博物館学概説』 関西大学出版部
森隆男 他編 『博物館学Ⅱ』 関西大学出版部
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参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の前後に対応する。
関大LMSの「メッセージ」機能での連絡。
- 備考
Other Comments 講義計画および内容等は予定であり一部変更する可能性もある。
変更の場合は事前に連絡する。