2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
21433
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
文化共生学専修研究3
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
溝井 裕一
曜限
Day/Period
火1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

異文化理解や比較文化論に関するテーマを中心に講義します。みなさんが関心をもって文化共生学を学べるよう、この授業が今後の学習目標の手引きになることを願っています。 

今年度は溝井が15回担当します。3部構成となっており、第1部はヨーロッパで独特の文化を形成した「ケルト人」、第2部は海賊、奴隷船、海洋冒険譚などの「海洋文化」、第3部は「恐竜パーク」の歴史とその社会背景をとりあげます。

【*】平常授業内試験だけでなく、授業毎に提出するミニッツペーパーが成績に大きく関わります。出席するだけで点数となる、いわゆる「出席点」はつきませんので、ご注意ください。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
文化接触や文化交渉にかかわる基本的知識を獲得すること
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
「他者との共生」について考えるとともに、みずからの意見をアウトプットする力を身につける
③主体的な態度の観点
授業で学習したことを手がかりに、みずからの見解を省察する

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.  ケルトの調べ―アイルランド音楽の世界
緑の島・アイルランド 伝統音楽とは何か アイリッシュダンスの特色

2.神々の宿る世界―古代ケルト文化
ケルトの神々 「異界」への入り口 独特の死生観

3.ケルト伝承と妖精信仰
中世ケルト伝承における異界観 近代ケルト文化における妖精たち ブルターニュ・死の世界を訪ねて

4.  「タイタニック」とアイルランド系移民
タイタニック号の遭難 大英帝国におけるケルト人差別 遭難した人びとのプロフィール

5.  海賊の文化史①  中世の海賊
バルト海の狼たち 海賊と政治 シュテルテベーカーの頭蓋骨

6.  海賊の文化史②  海賊の黄金時代
海賊と民主制 人種とジェンダー 「私企業」としての海賊船

7.  海賊の文化史③  現代の海賊たち
『キャプテン・フィリップス』で描かれた事件 現代海賊の種類と戦術 統計から読みとく海賊の現状

8.  奴隷船の歴史
奴隷貿易の歴史 奴隷船の恐るべき実態 奴隷貿易の終焉

9.  ライフ・アクアティック①~ズィスー船長の奇妙な冒険
モデルになった海洋冒険家 トラウマと復讐 『白鯨』との比較

10.  ライフ・アクアティック②~海洋冒険譚のいまむかし
原型としての『オデュッセイア』 西洋における海と船のシンボリズム それぞれの物語

11.  「恐竜パーク」の文化史①
「恐竜」の発見 世界初の恐竜パーク 「古生物時代」の征服

12.  「恐竜パーク」の文化史②
奇才パレンベルク ハーゲンベック恐竜探検隊 恐竜たちの「戦争」

13.  「恐竜パーク」の文化史③
恐竜映画の誕生 ウォルト・ディズニーの『ファンタジア』 「映像」としての生命進化

14.  「恐竜パーク」の文化史④
ニューヨーク万国博覧会 過去へのタイム・トンネル ディズニーと生命の創造

15.  総括

【*】一部授業内容の変更がありえます。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

講義で習ったテーマについて、各自興味をもって調べること

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常授業内試験(60%)
ミニッツペーパー(40%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
各授業に関する知識の確認(20%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
授業全体に関する論述問題(50%)
③主体的な態度の観点
積極的な授業への参加(30%)

教科書
Textbooks


授業ごとに、必要に応じて配布します。

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー(相談を希望する場合、あらかじめ下記のアドレスにメールしてください)
火、木昼休み
その他(メールアドレス)
y_mizoi@kansai-u.ac.jp

備考
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