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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
21789
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
西洋史研究b
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
石井 大輔
曜限
Day/Period
月2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

近世から近代まで中東欧地域を広く統治したハプスブルク家。そのハプスブルク家を通じて、ヨーロッパ史を考察することが本講義のテーマです。
ハプスブルク家といえば、荘厳な宮殿や華麗な生活などがイメージされますが、彼らが治めた中東欧地域は様々な文化が交差する場でした。そのため、ハプスブルク家は様々な課題に直面することになります。そのとき彼らはどう対処したのでしょうか。本講義では、特に宗教や民族という問題について見ていきたいと思います。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
中世から近代まで、西洋史においてターニングポイントとなった歴史的事象(宗教改革、啓蒙思想、民族問題)を理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
西洋史を学ぶことで、社会や文化の多様性を理解し、それを踏まえた判断や表現をすることができる。
③主体的な態度の観点
現代社会の諸問題に対しても、自身の考え方を持つことができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション:現代ヨーロッパとハプスブルク家
第2回  ハプスブルク家の興隆:神聖ローマ帝国における皇帝
第3回  宗教改革のインパクト
第4回  神聖ローマ帝国における宗派対立
第5回  ハプスブルク君主国における宗派対立
第6回  ハプスブルク家と三十年戦争
第7回  ハプスブルク君主国の「大国化」①
第8回  ハプスブルク君主国の「大国化」②
第9回  ハプスブルク君主国における啓蒙思想①
第10回  ハプスブルク君主国における啓蒙思想②
第11回  フランス革命と帝国の終焉
第12回  多民族国家オーストリア=ハンガリーの成立
第13回  第一次世界大戦勃発と民族対立
第14回  まとめ:ハプスブルク史から見えるもの
第15回  平常試験

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業の内容を振り返って、分からない言葉や内容について、参考書等を活用して調べておくこと。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常試験:論述問題(配布資料やノートの持ち込み可) 60%

平常点(授業への積極的な参加・授業内課題の提出)  40%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
歴史的な事象に関する知識の習得しているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
自身の知識を的確に表現できているか。
③主体的な態度の観点
授業中に提示された課題に対して、積極的に取り組んでいるか。

教科書
Textbooks


各回にプリントを配布し、それにもとに授業を進めます。

参考書
References

大津留厚他  『ハプスブルク史研究入門―歴史のラビリ  ンスへの招待―』  (昭和堂)    9784812213155
岩﨑周一    『ハプスブルク帝国』  (講談社)  9784062884426
ピーターH・ウィルソン    『神聖ローマ帝国1495-1806』  (岩波書店)  4000270974
池谷文夫  『神聖ローマ帝国―ドイツ王が支配した帝国―』  刀水書房  9784887085121

その他、必要に応じて紹介します。

フィードバックの方法
Feedback Method

毎回、授業に関する質問や感想を提出してもらいます。それを受けて、次の授業の冒頭でリプライをします。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
授業の前後に対応します。
その他
関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
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