- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21928
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 沖縄・琉球文化論1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 木谷 彰宏
- 曜限
Day/Period - 木5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この授業では、琉球・沖縄の歴史を通史的に学ぶことを通して、琉球・沖縄の社会や文化の独自性と多様性への理解を深めます。
春学期は、①アジアのなかの琉球王国、②近代化の波に揺れる琉球王国、③琉球王国から沖縄県になっていく過程、④沖縄県政と日本への「同化」政策、⑤ソテツ地獄と海外移民・出稼ぎ、などについて考えます。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
琉球・沖縄の社会や文化について通史的に把握する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
琉球・沖縄の社会や文化の独自性・多様性を理解する。
③主体的な態度の観点
その時代に生きた人々の視点に立って考え、自らとの接点を考える。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回:イントロダクション
-沖縄の旧石器時代と港川人の発見-
第2回:アジアのなかの琉球王国①
-グスク時代の形成と三山時代-
第3回:アジアのなかの琉球王国②
-冊封と冊封使/尚巴志の台頭と琉球王国の成立-
第4回:近代化の波に揺れる琉球王国①
-豊臣秀吉と琉球/江戸幕府と島津氏の思惑-
第5回:近代化の波に揺れる琉球王国②
-島津氏の琉球侵略と統治-
第6回:近代化の波に揺れる琉球王国③
-薩摩支配下の琉球と宮古・八重山-
第7回:琉球王国から沖縄県になっていく過程①
-欧米船の来航-
第8回:琉球王国から沖縄県になっていく過程②
-明治政府の成立と「琉球処分」-
第9回:沖縄県政と日本への「同化」政策①
-旧慣温存策と沖縄県政/寄留商人と沖縄経済/日清戦争と沖縄-
第10回:沖縄県政と日本への「同化」政策②
-学校教育の普及と産業の振興/沖縄における民権運動/人頭税廃止運動-
第11回:沖縄県政と日本への「同化」政策③
-土地整理事業と徴兵令の実施-
第12回:沖縄県政と日本への「同化」政策④
-沖縄人の「同化」思想を考える-
第13回:ソテツ地獄と海外移民・出稼ぎ①
-ソテツ地獄下の沖縄県民/久志芙沙子/関東大震災と沖縄人-
第14回:ソテツ地獄と海外移民・出稼ぎ②
-〈ハワイ移民〉-
第15回:ソテツ地獄と海外移民・出稼ぎ③
-〈旧南洋群島と台湾〉-授業時間外学習 / Expected work outside of class
毎回、授業終了後に授業内容を振り返る時間を設けること。
また、各授業で提示する参考文献などを手がかりに、自身の学びに活かしてほしい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
①毎回の授業でのミニッツペーパーと授業参加の態度(40%)、
②学期末のレポート課題[2000字程度](60%)
を総合して評価します。
(詳細は、初回の授業で説明します。)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
原則として、
全15回のうち少なくとも2/3回以上授業に出席(ミニッツペーパーを提出)し、
学期末のレポート課題を提出することで、成績評価の対象となります。
ミニッツペーパー及びレポート課題は、以下の3つの観点から評価します。
①知識・技能の観点
各授業で提示するテーマについて、講義の内容を正確に把握できているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
琉球・沖縄の歴史を踏まえたうえで、その独自性や多様性を理解できているか。
③主体的な態度の観点
上記①・②について、自分自身の言葉で説明することができているか、また、授業を通して自分自身の考えを深めることができているか。
評価の際、「自らの思考の過程を的確に表現することができているか」ということを重視します。
- 教科書
Textbooks
・教科書は特に指定せず、授業中にレジュメ等のプリントを配布します。
-
参考書
References 沖縄歴史教育研究会 『新課程・高等学校歴史教科書 歴史総合と沖縄~探求心を育てるためのもう一つの眼差し~』 編集工房 東洋企画 978-4-909647-51-1
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業に関する問い合わせは、関大LMS経由で連絡してください。
- 備考
Other Comments ・第1回授業時に授業の進め方や成績評価の方法・基準について説明します。
・正当な理由なく、遅刻しないこと。
・私語やスマートフォンの操作など、授業の進行を妨げる行為は厳に慎むこと。
・進度によっては、シラバスの計画と変更になる場合があります。