- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21616
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 国文学作品研究(四)a
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 中尾 和昇
- 曜限
Day/Period - 月2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
「歌道之達人」-京都の西福寺に眠る上田秋成の過去帳に記された、彼を評する言葉である。この評言からうかがえるように、秋成は和歌・和文に精通した文人であった。現代においては、怪異小説『雨月物語』の作者という認識が一般的であるが、彼自身、この作品に対して何事も語っていない。だからこそ、さまざまな解釈が生まれ、議論がなされてきたのである。この授業では、『雨月物語』の全話を通して読むことで、秋成の文学観を理解したい。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・上田秋成の著述と学問について説明することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・『雨月物語』を独自の視点で解釈することができる。
③主体的な態度の観点
・自分の意見を積極的に発信することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス
第2回 上田秋成の生涯
第3回 『雨月物語』の世界
第4回 「白峯」をよむ
第5回 「菊花の約」をよむ
第6回 「浅茅が宿」をよむ
第7回 「夢応の鯉魚」をよむ
第8回 「仏法僧」をよむ
第9回 『雨月物語』を論じる①
第10回 「吉備津の釜」をよむ
第11回 「蛇性の婬」をよむ①
第12回 「蛇性の婬」をよむ②
第13回 「青頭巾」をよむ
第14回 「貧福論」をよむ
第15回 『雨月物語』を論じる②授業時間外学習 / Expected work outside of class
『雨月物語』全話をひと通り読んだうえで授業にのぞむこと。また、毎回授業後に課題を課すので、次の授業日までに関大LMSに提出すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常点30%、ミニレポート30%、期末レポート40%。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①平常点
・授業への積極性を評価する。
②ミニレポート
・自由なアイデアを評価する。
③期末レポート40%
・精確性・客観性・論理性・独自性の4つの観点から評価する。
- 教科書
Textbooks 長島弘明 雨月物語 岩波書店 9784003022030
3回目の授業より教科書を使用するので、遅くともそれまでには購入を済ませておくこと。
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参考書
References 秋成研究会 上田秋成研究事典 笠間書院 9784305707901
田中康二ほか 雨月物語 三弥井書店 9784838270705
中村幸彦ほか 新編日本古典文学全集78 小学館 9784096580783
- フィードバックの方法
Feedback Method ミニレポートについては、関大LMS等を通してコメントする。期末レポートについては、提出後にコメントを付して返却する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の前後に申し出るか、メールにて連絡する。メールアドレスは初回授業時に提示する。
- 備考
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