- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21309
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 国語科教育法
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 山田 直之
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本授業では、初等教育の国語科教師として必要な実践力の基盤となる、教科に関する基本的知識の修得をめざします。そのために、まず、自分自身の言語観・教育観・コミュニケーション観を省察することで、小学校における国語科教育指導の土台となる「ことば」への認識を深めるよう促します。その上で、実際に模擬授業をグループで行うことにより、「読む」力と「話す・聞く」力を涵養し、授業内の表現物等の作成を通し、「書く」力の向上を図ります。
また、授業内で展開される「主体的・対話的で深い学び」を通し、受講者自身の「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「学びに向かう力・人間性」の育成を行います。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・小学校における国語科教育の目標、内容、方法について、基礎となる知識、理解、技能を習得することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・学習材の価値を見出すための教材分析力を中心に、「話す・聞く」「書く」、「読む」力を身につけることができる。
③主体的な態度の観点
・個人だけでなくグループでの学びにおいても積極的に発言し、授業参加をしている。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
(1)国語科授業の(再)発見 〇シラバスの解説
・「ことば」の教育について ・国語科教育の回想 ・本授業の進め方と目標、評価等について
(2)わたしたちを取り巻く様々な「ことば」と教育
・国語科教育・国語教育の違い ・言葉の特徴や使い方に関する事項(文字・語句・表記)
(3)小学校での言語力の発達と学習指導要領
・三つの柱(「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力」、「学びに向かう力、人間性」)と小学校国語科教育
・「知識及び技能」(言葉の特徴や使い方に関する事項・情報の扱い方に関する事項・日本の言語文化に関する事項)及び「思考力、判断力、表現力等」(聞くこと、話すこと、読むこと、書くこと)の構成
(4)国語科における年間指導計画と単元計画
(5)学習指導案の作成と国語科における創造性
(6)模擬授業のグループ分けと準備
(7)「話す・聞くこと」領域の目標と内容
・「一次ことば」と「二次ことば」の獲得 ・論理的コミュニケーションの育成と「聞くこと、話すこと」領域との連関
(8)「書くこと」領域の目標と内容 ・自己形成の場としての文章表現活動 ・作文活動の類型と機能
(9)「読むこと」領域の目標と内容 ・OECDの読解力調査を踏まえたPISA型読解力 ・論理とファクトチェック
(10)模擬授業とピアレビュー①
(11)模擬授業とピアレビュー②
(12)模擬授業とピアレビュー③
(13)模擬授業とピアレビュー④
(14)平常試験
(15)解答解説とまとめ・未来を創る国語科教育へ向けて授業時間外学習 / Expected work outside of class
現行の小学校国語科教科書について、どの学年にどの教材が配置されているのか目を通しておくことを求めます。また、自分がかつて学んだ小学校国語科授業について想起し、なぜ「国語」を学ぶ必要があるのか、自分なりの考えを持っておいてください。
授業時間外学習の参考: 予習30分、復習60分。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
主体的な授業参加(30%)、平常試験(30%)、模擬授業および指導案(40%)の合計100%で評価します。
授業を3分の2以上出席した学生のみ、評価を受けることができます。やむを得ない欠席が認められた場合であっても、実際の出席(対面での出席)回数が当該授業の回数の2分の1以下のときは、原則として上述の成績評価割合の各得点が0となります。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
小学国語科の新学習指導要領の特徴を理解することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
小学国語科の新学習指導要領の特徴を理解したうえで、その活用法について説明することができる。
③主体的な態度の観点
相互評価を踏まえ、自らの到達度や今後の課題を積極的に示すことができる。
- 教科書
Textbooks 山田直之 国語科教育法 トリアーデ
電子書籍を使用します。購入や閲覧・使用方法については初回授業時に説明します。
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参考書
References 浜本純逸 文学の授業づくりハンドブック―授業実践史をふまえて 渓水社 4863270763
府川源一郎 自分のことばをつくり出す国語教育 東洋館出版社 449101700X
山田直之 『芦田恵之助の教育思想-とらわれからの解放をめざして-』 春風社 4861106885
- フィードバックの方法
Feedback Method 毎回の授業及びLMSを通じて行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー及びLMS、メール(n-yamada@kansai-u.ac.jp)
- 備考
Other Comments オフィスアワー訪問の際には、事前にLMSまたはメールでお問い合わせください。