- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21331
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 生活科教育の内容
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 岩崎 保之
- 曜限
Day/Period - 金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
生活科は、「具体的な活動や体験を通して、身近な生活に関わる見方・考え方を生かし、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力」(小学校学習指導要領)を児童に育成する教科である。本講義では、学習指導要領に示されている生活科の学習内容について、背景となる学問領域と関連させつつ受講生自らが「具体的な活動や体験」をすることを通して理解を深める。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・学習指導要領における生活科の目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。
・個別の学習内容について指導上の留意点を理解している。
・生活科の学習評価の考え方を理解している。
・生活科と背景となる学問領域との関係を理解している。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・生活科と背景となる学問領域との関係について理解した事項を、教材研究に活用することができる。
③主体的な態度の観点
・生活科の授業設計に生かすという見通しのもと、身近な生活の中から学習材を開発しようとする構えをもつことができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・フィールドワーク
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス(「生活科」の学習経験を振り返る)
第2回 生活科教育の概要(1)(目標、主な内容、全体構造)
第3回 生活科教育の概要(2)(指導上の留意点)
第4回 生活科教育の概要(3)(学習評価の考え方)
第5回 生活科教育の概要(4)(背景となる学問領域との関係)
第6回 学校、家庭及び地域の生活に関する内容(1)(学校と生活)
第7回 学校、家庭及び地域の生活に関する内容(2)(家庭と生活)
第8回 学校、家庭及び地域の生活に関する内容(3)(地域と生活)
第9回 身近な人々、社会及び自然と関わる活動に関する内容(1)(公共物や公共施設の利用)
第10回 身近な人々、社会及び自然と関わる活動に関する内容(2)(季節の変化と生活)
第11回 身近な人々、社会及び自然と関わる活動に関する内容(3)(自然や物を使った遊び)
第12回 身近な人々、社会及び自然と関わる活動に関する内容(4)(動植物の飼育・栽培)
第13回 身近な人々、社会及び自然と関わる活動に関する内容(5)(生活や出来事の伝え合い)
第14回 自分自身の生活や成長に関する内容(自分の成長)
第15回 まとめ(これからの生活科に求められること)授業時間外学習 / Expected work outside of class
・学修内容の理解を深めるため、授業ではペアワークやグループワーク、体験的な活動を多く行う。その時間を確保するため、予習として次回の授業内容に該当する教科書の範囲を読んでくること。
・授業後、毎回、アンケート形式の小レポートを課す。関大LMS「生活科教育の内容」に設定する「ハーベスト」に回答すること。
・復習として教科書を読み返したり、参考書を読んだりして、授業での学修内容の理解を深めること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業への貢献度(40%)、ハーベスト(20%)、中間レポート(30%)、期末レポート(10%)
※自己都合による欠席が6回以上となった場合、「授業への貢献度」は0%として評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・各種レポートにおいて、生活科教育の内容が学習材や児童の具体的な学習活動に言及する形で適切に説明されている。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・プレゼンテーションや各種レポートにおいて、身近な生活の中から開発した学習材の価値や指導上の留意点が、背景となる学問領域の理論に言及しながら適切に述べられている。
③主体的な態度の観点
・身近な生活の中から学習材を開発する学修活動に自ら積極的に取り組んでいる。
- 教科書
Textbooks 文部科学省 『小学校学習指導要領解説 生活編』 (東洋館出版社) ISBN: 9784491034645
岩﨑保之ほか 『みんなとまなぶ しょうがっこう せいかつ 上』 (学校図書)
岩﨑保之ほか 『みんなとまなぶ しょうがっこう せいかつ 下』 (学校図書)
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参考書
References 日本生活科・総合的学習教育学会 『生活科・総合的学習事典』 (渓水社) ISBN: 9784863275027
国立教育政策研究所教育課程研究センター 『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校 生活』 (東洋館出版社) ISBN: 9784491041247
岩崎保之(編著) 『新カリキュラム対応 教育・保育の基礎を学ぶ』 (国際文献社) ISBN: 9784902590814
- フィードバックの方法
Feedback Method ・「ハーベスト」は、次回の授業時に全体的な傾向を紹介するとともに、必要に応じて匿名のまま幾つかを取り上げてコメントする。
・「中間レポート」は、提出後の授業において、口頭でコメントする。
・「期末レポート」は、関大LMSやインフィメーションシステムを通じて、全体的な傾向をコメントする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
・木曜日の1講時に個人研究室で対応する。
・関大LMSの「メッセージ」機能で予約をすること。
- 備考
Other Comments ・本科目では、生活科の授業で広く行われている学校/まち探検、アサガオ栽培、おもちゃ作り、自分探しなどを追体験する。それぞれに必要な物品等の準備が必要となる(詳しくは授業で説明する)。
・子どもにとってモデルとなる小学校の「教師」を目指すための必修科目である。学修規律の確保について、受講生としての自覚ある行動を求める。