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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
21819
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
生涯学習論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
赤尾 勝己
曜限
Day/Period
木5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

今日の日本社会は、「生涯学習社会」といわれている。人々は学校を出た後も、さまざまな形で学習を続けている。まさに一刻一刻が学習の連続だといってもよい。そうした社会に生きている私たちが、生涯学習に関連する理論を学ぶことはきわめて緊要である。この授業では、教科書の全10章について演習形式で学ぶことにする。授業の進め方として、履修者を出席番号順にいくつかのグループに分け、教科書の各章について共同報告をしていただく。授業終了時には、履修者一人一人に3000字程度のレポート提出を課す。

到達目標 / Course Objectives

この授業を受けた学生が、生涯にわたって学ぶことの大切さを理解し、自己や他者の成長・発達のあり方に気づき、生涯学習を社会学的に分析していく力量を身につけることができる。
➀知識・技能の観点 
 教科書に盛られている、人間の生涯学習という営みを支えている社会学的な概念を理解できる。
➁思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 上記の概念を使って、あるべき生涯学習社会について論評することができる。
➂主体的な態度の観点
 グループワークのなかで自分の意見や質問をまとめることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.    オリエンテーション この授業の構造
2.「生涯発達」の社会学
3.「学習の可視化」の社会学
4.「学習組織」の社会学
5.「学習都市」の社会学
6.「学力・能力のグローバル化」をめぐる社会学
7.ライフコースにおけるジェンダー意識の変容
8.移動する子どもたちの文化とアイデンティティ
9.生涯学習政策・行政の動向と課題
10.シティズンシップ教育からシティズンシップの学習へ
11.移民・移住者のシティズンシップの獲得をめぐって
12. 特集1 生涯学習の新書の構想 第1章から第4章まで
13. 特集2 生涯学習の新書の構想 第5章から第8章まで
14. 特集3 アイデンティティの社会学からの示唆
15.    まとめ―レポート作成に向けて―

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業期間中、履修者数にもよるが、各グループで3回以上のの共同発表が当たる予定である。その場合は、発表を担当する章の節の要約をレジュメにして、事前に赤尾のメールアドレスへパワーポイントのスライドを提出してください。また、履修者分のレジュメの印刷をお願い致します。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績評価の割合は、発表50%、レポート50%とする。
出席率が70%を割り込んだ履修者には単位を与えない。
学期の途中で、出席状況を見て履修者の確定を行う。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

➀知識・技能の観点
  生涯学習に関わる基本的な概念を理解してプレゼンテーションができているか。
➁思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 グループワークの中で、どこまで自らの思考をまとめ発表できるか。
➂主体的な態度の観点
 最後のレポートで生涯学習について興味・関心をもったことについてどれだけ論理的にまとめているか。なお、レポートの分量は、4000字程度とする。ワープロでも手書きでも可とする。

教科書
Textbooks

赤尾勝己編  『学習社会学の構想』  晃洋書房、2017年。  

参考書
References

赤尾勝己編集  『生涯学習社会の諸相』(現代のエスプリ 第466号)  至文堂、2006年。  
立田慶裕、井上豊久、岩崎久美子、金藤ふゆ子、佐藤智子、荻野亮吾  『生涯学習の理論―新たなパースペクティブ―』  福村出版、2011年。  
シャラン・B・メリアム、ローズマリー・S・カファレラ著、立田慶裕、三輪建二監訳  『成人期の学習―理論と実践―』  鳳書房、2005年。  

その他、講義時に紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

関大LMSを使用する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSへお願い致します。

備考
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