- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21991
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 図書館概論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 村上 泰子
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
様々な情報が氾濫する社会、かつて権威あるいは信頼があると思われていたものが脆くも崩れ行く社会、人間の手に余るほどの技術進歩を前にした社会、そうした現代において図書館は情報サービス機関としてどのような役割を果たすことが求められているだろうか。図書館の歴史を「知のオープン化」のプロセスととらえ、図書館に求められる役割、現在の図書館の姿、わが国の図書館の直面する課題等について考察する。
司書資格取得のための導入科目でもあるので、資格取得希望者はなるべく早い段階で受講しておくこと。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・現代社会における公共図書館の役割と課題を理解している。
・図書館の歴史について基礎的な知識がある。
・館種による役割の違いを理解している。
・図書館間および類縁機関との協力体制の仕組みを理解している。
・図書館員に求められる知識や技能について理解している。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・①のことを自分の言葉で人にわかりやすく説明できる。
③主体的な態度の観点
・ペアワーク等に責任ある態度で臨み、積極的に参加ができる。
・時間外に自ら実際の図書館等を見聞きし、また図書館に関連する情報を収集し、課題を発見することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション(科目概要、授業計画、評価方法のことなど)、図書館とは(ユネスコ公共図書館宣言を含む)
第2回 身近な地域図書館について知ろう(1)構成要素と機能
第3回 身近な地域図書館について知ろう(2)現状と動向
第4回 図書館の歴史を振り返ってみよう
第5回 日本における公共図書館の成立、展開と社会的意義
第6回 図書館間の協力と資源共有(都道府県立図書館の役割を含む)
第7回 国立図書館の役割
第8回 日本の国立図書館
第9回 図書館の自由とは
第10回 学術情報の流通と大学図書館
第11回 学校図書館の存在意義と役割
第12回 その他の図書館および図書館類縁機関
第13回 図書館職員の役割、その養成と図書館情報学教育(司書、認定司書制度、LIPERなど)
第14回 世界の図書館をめぐる動き(IFLAの活動など)
第15回 まとめと最終確認テスト授業時間外学習 / Expected work outside of class
身近な図書館を実際に利用してみたり、図書館のホームページを見たりすること。
授業中に紹介する参考文献などを手掛かりに、自ら図書館に関する情報を入手すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
① 授業中に指示する提出課題・ワーク(ミニッツペーパーによる感想や意見の提出、授業内容の振り返りを含む)20%
② 授業中に指示するミニテスト(関大LMSで複数回実施)30%
③ 最終確認テスト 50%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
授業中に取り上げた基本的な問題や概念について、ミニテストおよび最終確認テストにおける穴埋めや単答式の問題で評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
最終確認テストにおける論述問題のできばえで評価する。
③主体的な態度の観点
授業について思考の跡がうかがわれる質問・感想・意見で評価する。
- 教科書
Textbooks プリント使用
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参考書
References 山本順一 編著 『新しい時代の図書館情報学 第3版』 (有斐閣, 2024) 授業中にしばしば参照します(教科書に準ずる)”
塩見昇編著 『図書館概論 六訂版』(JLA図書館情報学テキストシリーズIII) (JLA, 2024)”<1>よりも専門的だが、資料が豊富”
日本図書館情報学会 編 『図書館情報学事典』 (丸善, 2023)
日本図書館情報学会用語辞典編集委員会 『図書館情報学用語辞典 第5版』 (丸善, 2020)
逸村裕ほか 編 『図書館情報学を学ぶ人のために』 (世界思想社, 2017)
三浦逸雄 監修 『図書館情報学の地平:50のキーワード』 (JLA, 2005)
三田図書館情報学会 (編集) 『図書館・情報学研究入門』 (勁草書房, 2005)
日本図書館協会図書館ハンドブック編集委員会編 『図書館ハンドブック 第6版補訂2版』 (JLA, 2016)”図書館について幅広い知識を得るために”
その他、個別テーマに関わる参考図書、参考文献は、授業中に紹介します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業中に実施するミニッツペーパーについては、原則として、翌授業で全体的な傾向をコメントします。
関大LMSでの質問に回答します。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ
- 備考
Other Comments 授業計画は、進度等の都合により、変更することがあります。
最終確認テストを第14回に実施する場合があります。