- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/商/社/政策
- 時間割コード
Course Code - 21646
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 哲学概論b
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 薄井 尚樹
- 曜限
Day/Period - 水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
地球が丸いこと、2+2=4であること、目の前にパソコンがあること…私たちはいろんなことを「知っている」ように思われます。ですが、「知っている」あるいは「知識」とはそもそもどういうものなのでしょうか。たとえば、知っていることと、ただ信じていることとはどのように違うのでしょうか。私たちの知識はどのようにしてもたらされるのでしょうか。私たちは実はなにも知らないということはありうるのでしょうか。
このような知識をめぐる問題を扱う哲学の領域を「認識論 epistemology」と呼びます。この授業では認識論について体系的に紹介します。
テキストをひとりで読むのは難しいかもしれませんが、本講義では予備知識は必要なく、ゼロから丁寧に説明します。また、一冊の専門書を読み切り理解することは、就職活動などさまざまな場で大学生活をアピールするうえで大きく評価される材料となります。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
認識論における複数の立場、および認識論において扱われる一群の問題を包括的に理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
多様な哲学的立場を概観することで、複数の立場を系統立てて比較することができる。
③主体的な態度の観点
講義と課題をもとに、身近な事例を哲学的観点から考察することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 知識のありよう(1)
第2回 知識のありよう(2)
第3回 知識を基礎づける(1)
第4回 知識を基礎づける(2)
第5回 外部世界との関係(1)
第6回 外部世界との関係(2)
第7回 外部世界との関係(3)
第8回 私たちはなにかを知っていると言えるのか(1)
第9回 私たちはなにかを知っていると言えるのか(2)
第10回 私たちはなにかを知っていると言えるのか(3)
第11回 科学と認識論(1)
第12回 科学と認識論(2)
第13回 科学と認識論(3)
第14回 認識論はどこに向かうのか
第15回 まとめと最終テスト授業時間外学習 / Expected work outside of class
予習として事前に教科書を読んでもらいます。また、授業後に課題を課しますので、関大LMSに提出してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
各回の課題(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
講義で扱った概念・用語の理解を問う定期試験(70%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
哲学的な問いへの取り組みを判定する毎回の課題(20%)
③主体的な態度の観点
毎回の課題で、哲学的な観点から日常的な物事を眺める力を判定する(10%)
- 教科書
Textbooks 戸田山和久 『知識の哲学』 (産業図書) 9784782802083
授業中に適宜、プリントを配布します
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参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業の質問はLMS経由でも受け付けます。回答もLMSにておこないます。また課題にたいして提出された答えを紹介することがあります。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
月曜日4限に個人研究室で対応します。事前にアポイントをとることが望ましいです。
メールアドレス
n.usui@kansai-u.ac.jp
- 備考
Other Comments 教科書を参照しながら授業を進めるため,かならず教科書を購入すること