- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/商/社/政策
- 時間割コード
Course Code - 21645
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 哲学概論a
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 薄井 尚樹
- 曜限
Day/Period - 水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
心とはなんだろうか。それは目に見えないものなのだろうか、あるいは脳にほかならないのだろうか。機械は心をもつことができるのだろうか。私たちの性格は環境によって変わらないものなのだろうか…
このような一群の問題を扱う哲学の領域を「心の哲学 philosophy of mind」と呼びます。
本講義ではとても素朴な問いから最新の問題まで、とても丁寧に心の哲学を説明します。本学の学生のために、予備知識がまったく必要ない、とてもわかりやすい入門的なオリジナルのテキストを作成し配布しますので、哲学以外の研究をしている学生であっても、哲学だからといって不安になる必要はまったくありません。またテキストは、哲学だけでなく、心理学や社会学といった幅広い分野とつながるトピックを網羅しており、哲学にかぎらずさまざまな分野で卒論を執筆するうえでのヒントや材料を得ることができるようなものにしてあります。そのため、卒論を執筆するうえでも、哲学はもちろん、哲学以外を研究する学生にも受講をおすすめします。また、ひとつの分野について体系的な知識を獲得することは、就職活動などさまざまな場で大学生活のアピールポイントして高く評価されます。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
心の哲学における複数の立場、および心の哲学において扱われる一群の問題を包括的に理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
多様な哲学的立場を概観することで、複数の立場を系統立てて比較することができる。
③主体的な態度の観点
講義と課題をもとに、身近な事例を哲学的観点から考察することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回 かたちのない心:実体二元論
第3回 性質としての心:性質二元論から汎心論へ
第4回 還元される心:還元的物理主義
第5回 依存する心:非還元的物理主義
第6回 存在しない心:消去主義と道具主義
第7回 ひろがる心:拡張した心・身体化された認知・エナクティヴィズム
第8回 志向性:なにかについてであること
第9回 因果性:なにかの原因であること
第10回 生得性:うまれつきであること
第11回 知覚:私たちはなにを見ているのか
第12回 情動:身体と情動の関係
第13回 性格:「勇敢さ」は存在するか
第14回 意識:リンゴの赤さの感じとはなにか
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
本授業では授業後に課題を課します。つぎの授業までに関大LMSに提出してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
各回の課題(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
講義で扱った概念・用語の理解を問う各回の課題(70%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
哲学的な問いへの取り組みを判定する各回の課題(20%)
③主体的な態度の観点
各回の課題で、哲学的な観点から日常的な物事を眺める力を判定する(10%)
- 教科書
Textbooks
適宜、学生の理解に合わせたプリントを配布します。
-
参考書
References
適宜、授業中に指示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業の質問はLMS経由でも受け付けます。回答もLMSにておこないます。また課題にたいして提出された答えを紹介することがあります。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
月曜日4限に個人研究室で対応します。事前にアポイントをとることが望ましいです。
メールアドレス
n.usui@kansai-u.ac.jp
- 備考
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