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学部・研究科
Faculty/Graduate School
文/外
時間割コード
Course Code
21601
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
国語学概論a
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
日高 水穂
曜限
Day/Period
月4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

日本人に対する「国語教育」と外国人に対する「日本語教育」は、一見目的も方法論も異なっているように見えるが、「日本語」に対する理解を深め、その運用能力を高めるための教育という点では共通している。この講義では、テキスト『やさしい日本語のしくみ』にそって、現代日本語の発音・表記・文法のしくみおよび日本語学の基本的な用語・概念について概説し、国語教育、日本語教育、日本語研究への導入とする。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・日本語学の基本的な用語・概念が理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・日本語学の用語・概念を用いて、日本語の発音・表記・文法のしくみが説明できる。
③主体的な態度の観点
・授業の課題への主体的な取り組みを通じて、日本語に対する関心・理解を深める。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 イントロダクション:国語教育と日本語教育
《日本語の発音と表記》
第2回 発音のしくみ
第3回 特殊拍・短縮語
第4回 五十音図
第5回 音素と異音
第6回 アクセント
第7回 2~6回のまとめ【小テスト1】
《日本語の文法》
第8回 日本語学習者の日本語
第9回 格助詞・とりたて助詞
第10回 「は」と「が」・省略
第11回 活用
第12回 受身
第13回 ら抜きことば
第14回 敬語・現代敬語の特徴
第15回 8~14回のまとめ【小テスト2】

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・シラバスで指定している教科書や参考書の範囲を読み、内容を把握するように予習・復習をすること。
・関大LMSに掲出する「授業の理解度アンケート」に回答し復習をすること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
小テスト(40%)
・小テスト1では2~6回の授業の内容理解を確認する。
・小テスト2では8~14回の授業の内容理解を確認する。
授業への取り組み姿勢(60%)
・授業内で日本語を観察するための課題を出す。
・関大LMSで「授業の理解度アンケート」を実施する(小テスト実施回以外毎回実施)。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・小テストによって評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・小テストによって評価する。
③主体的な態度の観点
・授業中の課題への取り組み及び「授業の理解度アンケート」によって評価する。

教科書
Textbooks

庵功雄・日高水穂・前田直子・山田敏弘・大和シゲミ  『やさしい日本語のしくみ―日本語学の基本  改訂版』  (くろしお出版)  ISBN-13:9784874248300

参考書
References

ヒューマンアカデミー(編)  『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド 第5版』  (翔泳社)  ISBN-13:9784798167190
田中真一・窪薗晴夫  『日本語の発音教室』  (くろしお出版)  ISBN-13:9784874241769
山田敏弘  『国語教師が知っておきたい日本語文法』  (くろしお出版)  ISBN-13:9784874243107

フィードバックの方法
Feedback Method

授業の理解度アンケートの解説は実施日の翌週の授業で行う。小テストの解説は当日の授業の後半で行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー:火・木曜日の昼休み(12:10~13:00)に研究室で対応する。
メールアドレス:hidaka★kansai-u.ac.jp(★を@に)

備考
Other Comments

・この科目は文学部の日本語教師養成講座の必修科目であり、講座全体の導入の内容を含む。
・秋学期に開講される「国語学概論b」もあわせて修得することが望ましい。