2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
11195
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
展開講義1(国際人権法1)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
小畑 郁
曜限
Day/Period
火4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

国際人権法は、とりわけ第2次世界大戦後、世界的には国連を中心に発展してきた。今日では、国際法を基盤としつつも、独自の地位を確保しつつあり、国際社会のみならず、国の法と政治に無視できない影響を及ぼしている。本講義では、この国際人権法について、歴史的展開を踏まえながら、その基礎的知識を修得する。あわせて、国際法の他の領域との交錯領域における基本的な動向について、議論の素材を修得する

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 法学・政治学の基礎を身につけた社会人として必要とされる基本的な知識を修得することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 地域・国の問題についてもグローバルな視野に立って考えることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  オリエンテーション
第2回  国際人権法の歴史的概観
第3回  国連における人権観念の展開
第4回  国連の人権保障メカニズム(その1)
第5回  国連の人権保障メカニズム(その2)
第6回  国連人権条約(その1)
第7回  国連人権条約(その2)
第8回  集団的安全保障と個人
第9回  刑事法と国際人権
第10回  犯罪人引渡と個人
第11回  ヨーロッパ人権条約(その1)
第12回  ヨーロッパ人権条約(その2)
第13回  (東)アジアと国際人権
第14回  日本における人権条約の国内実施(その1)
第15回  日本における人権条約の国内実施(その2)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

毎回配付するレジュメにあらかじめ目を通し、そこで指示されている条文を条約集で確認しておく。講義中は、理解できなかった箇所を明確にし、レジュメ・条約集・教科書・配付資料を手がかりに早めに復習を行う。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
出席状況、質問等における積極性(40%)
レポート(60%)

【成績評価方法変更】
成績評価方法を「定期試験(16週目)」から「平常点」へ変更いたしました。(2025/05/10)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
 定期試験における回答
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 定期試験における回答
③主体的な態度の観点
 出席状況、質問等における積極性、定期試験における回答

教科書
Textbooks

芹田健太郎ほか  ブリッジブック国際人権法〔第2版〕  信山社  978-4-7972-2358-3
浅田正彦(ほか編)  ベーシック条約集2025  東信堂  

条約集は、レジュメで頁等を指示するものを例示的に指定しているが、他の国際法関連の授業で別の版ないし有斐閣の条約集をすでに入手している場合は、ここで指定されたものを入手する必要はない。ただし、いずれについても2024年版以降を強く推奨する。条約集は、授業に必携である。『ブリッジブック国際人権法』は、主として予習・復習用に指定する。

参考書
References

家正治(ほか編)  国際機構〔第4版〕  世界思想社  978-4-7907-1442-2
松井芳郎(ほか)  国際法(Sシリーズ)〔第5版〕  有斐閣  978-4-641-15927-3
小畑郁  ヨーロッパ地域人権法の憲法秩序化  信山社  978-4-7972-6730-3
薬師寺公夫ほか  国際人権法(法科大学院ケースブック)  日本評論社  4-535-51399-6

参考書・参考文献は、授業進行に応じて随時紹介する

フィードバックの方法
Feedback Method

各授業の前後に口頭または書面にて。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

p418488*kansai-u.ac.jp

*をアットマークに変えてください。

備考
Other Comments

各回毎の授業の内容は、2025年1月段階の予想であり、その後の状況の変化によって、また、学生の理解度によって、変更することがある。その際も、毎回の授業内容は、十分な時間的余裕をもって適宜予告する。
レジュメや著作権上問題のない資料は、すべて電子的に配付し、紙で印刷して配付しない。ノートパソコンやタブレット型端末を用意することを強く推奨する。

【成績評価方法変更】
成績評価方法を「定期試験(16週目)」から「平常点」へ変更いたしました。(2025/05/10)