2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
11258
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
展開講義(いじめと法)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
永田 憲史
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

いじめに関する法規範を中心に講じる。
具体的には、いじめ防止対策推進法、「いじめの防止等のための基本的な方針」及び「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」等を対象とする。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(法学部)
1.知識・技能
  (1)制度に関する体系的知識
  (2)概念や理論に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 →いじめと法に関する諸問題について理解を深める。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 →いじめと法に関する現状を踏まえて問題点を分析し、検討することができる。
③主体的な態度の観点
 →いじめと法に関する資料を渉猟し、多角的に考察することができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 イントロダクション
第2回 いじめ防止対策推進法の概観並びに目的、基本理念及び責務
第3回 いじめとその構造
第4回 関係機関・専門職と支援のあり方
第5回 いじめ防止基本方針・指針・ガイドライン
第6回 いじめの防止及び早期発見
第7回 いじめに対する措置
第8回 いじめの重大事態① 判断・発生報告
第9回 いじめの重大事態② 調査組織の設置
第10回 いじめの重大事態③ 説明事項の説明
第11回 いじめの重大事態④ 調査
第12回 いじめの重大事態⑤ 調査結果の説明及び公表
第13回 いじめの重大事態⑥ 調査結果を踏まえた対応・調査結果の報告・再調査
第14回 法改正の方向性
第15回 質問タイム

授業時間外学習 / Expected work outside of class

関連する資料にも目を通しておくこと。 

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
【成績評価割合】学期中のレポート(50%)、チェックテスト・ミニレポート(50%)

チェックテストは、授業終了後の一定時間内にKU  Wi-Fiを使ってLMSで解答することを求めるものであるので、KU  Wi-Fiの利用設定をしたデバイスを毎回持参すること。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
 →いじめと法に関する諸問題について理解を深めることができたか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 →いじめと法に関する現状を踏まえて問題点を分析し、検討することができたか。
③主体的な態度の観点
 →いじめと法に関する資料を渉猟し、多角的に考察することができたか。

教科書
Textbooks

(1)中井久夫  『いじめのある世界に生きる君たちへ――いじめられっ子だった精神科医の贈る言葉――』  (中央公論新社、2016)  9784120049217

授業はレジュメに沿って行う。
適切な体系書がないため、レジュメの枚数がやや多め(約200ページ)であることを承知いただきたい。
指定している教科書(1)は、学期中のレポート又はミニレポートの題材とする予定であるので、入手をお願いしたい。
e-Gov法令検索や文部科学省のウェブサイトにアクセスできるデバイスを持参すること。

参考書
References

(1)中井久夫  『中井久夫集6 1996-1998 いじめの政治学』   (みすず書房、2018)  9784622085768
(2)ジュディス・L.  ハーマン著・中井久夫訳  『心的外傷と回復〈増補版〉』  (みすず書房、1999)  9784622041139
(3)住友剛  『新しい学校事故・事件学』  (子どもの風出版会、2017)  9784909013002
(4)小西洋之  『いじめ防止対策推進法の解説と具体策――法律で何が変わり、教育現場は何をしなければならないのか――』  (WAVE出版、2014)  9784872906554
(5)永田憲史  『逐条解説「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」』  (関西大学出版部、2023)  9784873547718

フィードバックの方法
Feedback Method

「研究室ウェブサイト」 https://penology.jimdofree.com/ において、過去のレポートの採点講評等を公開しており、今年度も公開予定である。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSを通じて質問することが可能。

備考
Other Comments

【履修上限人数について】
良好な授業環境を確保するため、履修上限人数を設定する。
履修登録者が300名に達した段階で履修登録を締め切るので、履修を希望する場合、早めの履修登録をお願いしたい。

【レジュメ】
講義レジュメは、関大LMS又はDropboxで提供する。
印刷した講義レジュメを教室で配布しないので、講義レジュメは印刷して持参するか、ノートパソコンやタブレット端末を持参して表示させるなどすること。

【授業内容に関する注意喚起情報】
授業やレポート課題において、自死事案を含むいじめに関わる事例や設例を多数提示するので、いじめによる被害や関係者の不適切な対応等によるつらい気持ちを想起させることがあり得ることに留意されたい。