- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法
- 時間割コード
Course Code - 11041
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 事例講義憲法
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 高作 正博
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
<春>
講義(対面型)
言語 / Language
<春>
日本語(Japanese)授業概要 / Course Description
<春>
基本的人権を中心に、先例的価値の高い重要判例を勉強する。判例の全文を教材として、その内容や問題点について検討する。また、関連する判例にも言及し、比較しながら判例の内在的論理を明らかにする。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
<春>
(法学部)
2.思考力・判断力・表現力等の能力
制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
3.主体的な態度
具体的な法的紛争や政治的状況について、既存のルールを用いて、または、新しいルールを提案することを通じて、その解決に向けて、公正かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
<春>
①知識・技能の観点
・人権保障に関する基本的な理論とその問題点について理解する。
・憲法の基本判例に関する事実、争点、学説について理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・解釈上の問題点について学説及び判例の立場で考えることができる。
・学説・判例がなぜ異なる見解に至るのかを文章で表現できる。
③主体的な態度の観点
・現在の学説や判例の状況を前提に、設定された事例について自らの論理と解決を提示することができる。
授業手法 / Teaching Methods
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
<春>
第1回 「腕試し」の判例読解――よど号新聞記事抹消事件
第2回 公務員の言論――猿払事件、寺西事件、堀越事件
第3回 判例の死?――京都府学連事件
第4回 国籍による差別――東京都管理職選考試験訴訟
第5回 国籍取得の差別――国籍法違憲判決
第6回 客観訴訟での憲法訴訟(1)――愛媛玉串料訴訟
第7回 客観訴訟での憲法訴訟(2)――空知太神社訴訟
第8回 表現行為の事前規制――税関検査事件、北方ジャーナル事件
第9回 表現規制の広汎性――広島市暴走族追放条例事件
第10回 職業規制の違憲審査――小売市場事件、薬局事件
第11回 財産規制の違憲審査――森林法事件、証券取引法事件
第12回 立法裁量の統制手法(1)――堀木訴訟
第13回 立法裁量の統制手法(2)――郵便法違憲判決
第14回 立法裁量の統制手法(3)――夫婦同氏制違憲訴訟
第15回 まとめ
授業時間外学習 / Expected work outside of class
<春>
概念の定義、学説や判例の内容をしっかり理解できるよう、テキストや判例を読み込んで下さい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
<春>
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
到達度の確認(筆記による学力確認)100%で評価する。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム、関大LMS等で連絡します。履修者数が多数になった場合には、
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
<春>
①知識・技能の観点
・人権保障に関する基本的な理論についての理解の程度。
・重要判例に関する内容や問題点についての理解の程度。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・解釈上の問題点について学説及び判例の立場を説明できるか。
・学説・判例がなぜ異なる見解に至るのかを文章で表現できるか。
③主体的な態度の観点
・現在の学説や判例の状況を前提に、設定された事例について自らの論理と解決を提示することができる。
- 教科書
Textbooks <春>
毛利 透・小泉良幸・淺野博宣・松本哲治 『リーガルクエスト憲法Ⅱ 人権[第3版]』 有斐閣 978-4-641-17951-6
芦部信喜(高橋和之補訂) 『憲法[第8版]』 岩波書店 9784000616072
備 考 / Note=====================================
<春>
上記のテキストは例示であり、必ず購入を求めるものではない。
-
参考書
References <春>
長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編 『憲法判例百選Ⅰ[第7版]』 有斐閣 978-4-641-11545-3
長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編 『憲法判例百選Ⅱ[第7版]』 有斐閣 978-4-641-11546-0
備 考 / Note=====================================
<春>
上記の参考書は例示であり、必ず購入を求めるものではない。
- フィードバックの方法
Feedback Method <春>
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact <春>
オフィスアワー;授業の前後に対応する。
その他;mtakasa★kansai-u.ac.jpまでメールを下さい。
(「★」記号を「@」に置き換えて下さい。)
- 備考
Other Comments <春>
毎回のレジュメ及び判例については、関大LMSを通じて提供し、レジュメは授業内でもコピーを配布する。