授業科目詳細

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学部・研究科 Faculty/Graduate School: 法
時間割コード Course Code: 11070

科目名 Course title サブテーマ Subtitle

事例講義刑事法（法曹）

授業形態/単位 Term/Credits クラス Class

春/2

担任者名 Instructor: 山下　裕樹
曜限 Day/Period: 金2

授業概要 Course Description 到達目標 Course Objectives

授業種別 / Teaching Types: 講義（対面型）
言語 / Language: 日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description: 　刑法総論および各論上の重要論点を、事例問題に解答する作業を通じて検討する。これにより、本学法科大学院（＝法務研究科）法学未修者コース1年次終了時点において修得すべき知見と同等のものを修得することを目的とする。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy: （法学部）
2.思考力・判断力・表現力等の能力
　　制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
　　規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
3.主体的な態度
　　具体的な法的紛争や政治的状況について、既存のルールを用いて、または、新しいルールを提案することを通じて、その解決に向けて、公正かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives: 　刑法総論および各論上の重要論点に関する判例・学説を理解した上で、それを具体的事例に適用し、その帰結を答案に適切に表現できる。
授業手法 / Teaching Methods: ・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換（グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む）
・課題探究（プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む）

授業計画 Course Content

授業計画 / Course Content: 第1回ガイダンス
第2回構成要件該当性（１）——因果関係、不作為犯
第3回構成要件該当性（２）——故意・過失
第4回違法性阻却事由——正当防衛、緊急避難
第5回責任阻却事由——責任能力、原因において自由な行為
第6回拡張された構成要件（１）——未遂犯
第7回拡張された構成要件（２）——共犯
第8回個人的法益に対する罪（１）——生命・身体・自由に対する罪
第9回個人的法益に対する罪（２）——財産犯①＜窃盗罪、強盗罪＞
第10回個人的法益に対する罪（３）——財産犯②＜詐欺罪、恐喝罪＞
第11回個人的法益に対する罪（４）——財産犯③＜横領罪、背任罪＞
第12回社会的法益に対する罪（１）——放火罪
第13回社会的法益に対する罪（２）——文書偽造罪
第14回国家的法益に対する罪——司法作用に対する罪、賄賂罪
第15回まとめ
授業時間外学習 / Expected work outside of class: ・予習として、授業で取り扱うテーマに関する基礎的知識および基本判例を把握し整理する。
・復習として、授業内容を踏まえた上で、自ら答案を作成する。

成績評価の方法・基準・評価 Grading Policies / Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies: 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
・課題レポート（70％）
・授業態度（30％）
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy: ①知識・技能の観点
論点を把握し、それに関する判例・学説を適切に理解できる。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
犯罪の成否を、各成立要件を充足する事情、あるいはその充足を否定する事情を指摘しつつ判断できる。

③主体的な態度の観点
能動的に予習・復習および答案作成を行ない、授業時に積極的に質問や発言ができる。

教科書 Textbooks: 井田良＝佐伯仁志＝橋爪隆＝安田拓人　　刑法事例演習教材〔第3版〕　　有斐閣　　978-4-641-13946-6
佐久間修＝髙橋則夫＝松澤伸＝安田拓人　　Law Practice 刑法〔第4版〕　　商事法務　　978-4-7857-2889-2

参考書 References: 佐伯仁志＝橋爪隆編　　刑法判例百選I〔第8版〕　　有斐閣　　978-4-641-11550-7
佐伯仁志＝橋爪隆編　　刑法判例百選II〔第8版〕　　有斐閣　　978-4-641-11551-4
井田良　　講義刑法学・総論〔第2版〕　　有斐閣　　978-4-641-13932-9
井田良　　講義刑法学・各論〔第3版〕　　有斐閣　　978-4-641-13967-1
葛原力三＝塩見淳＝橋田久＝安田拓人　　テキストブック刑法総論　　有斐閣　　978-4-641-04262-9

フィードバックの方法 Feedback Method

担任者への問合せ方法 Instructor Contact: 授業中あるいは授業後に質問を受け付ける。
あるいは、関大LMSのメッセージ機能にて質問を受け付ける。
※成績評価に関する質問には一切応じない。

備考 Other Comments