- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法
- 時間割コード
Course Code - 11039
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 事例講義憲法(法曹)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- H2
- 担任者名
Instructor - 木下 智史
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
基本的人権及び憲法訴訟に関する領域全体の規律について、法曹を志望する受講者が、法科大学院「共通的到達目標モデル」の内容に沿う形で解釈上の争点並びに関連の判例及び学説についての理解を得ることによって、本学法科大学院(「法務務研究科」)法学未修者コース1年次終了時点において修得すべき知見と同等のものを、法律基本科目「憲法」の学習成果を踏まえ、確実に修得することを目的とする。基本判例を素材として用いることによって、具体的かつ掘り下げた学習を行い、前記目的に到達するものとする。この講義では双方向型の講義で進行し、それを通して、前記目的への効果的な到達を目指す。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
2.思考力・判断力・表現力等の能力
制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
3.主体的な態度
具体的な法的紛争や政治的状況について、既存のルールを用いて、または、新しいルールを提案することを通じて、その解決に向けて、公正かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・法科大学院「共通的到達目標モデル」において求められる水準及び本学法務研究科法学未修者コース1年次終了時点において求められる水準に達していること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・上記に沿う形で、解釈上の争点及び関連する判例や学説を理解した上で、複雑な事実関係から問題となる争点を析出し、判例・学説に準拠した上、規定の解釈・適用を行うことによって、事例を法的に解決できること。
・法律文章の作成・起案を内容とする課題とする課題を課すことによって、前記の能力を文章で表現できること。
③主体的な態度の観点
・意欲的に、予習・復習・起案を行い、質問をはじめ積極的に授業に参加することによって、前記、目標に達すること。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス&判例を読んでみよう:「よど号事件」記事抹消事件判決
第2回 外国人の人権享有主体性に関する事例講義:マクリーン事件判決
第3回 法の下の平等に関する事例講義:女子再婚禁止期間事件判決
第4回 思想・良心の自由に関する事例講義:国歌起立斉唱拒否事件判決
第5回 信教の自由に関する事例講義:「エホバの証人」剣道履修拒否事件判決
第6回 政教分離に関する事例講義:愛媛県玉串料訴訟判決
第7回 表現の自由に関する事例講義:北方ジャーナル事件判決
第8回 集会の自由に関する事例講義:泉佐野市民会館事件判決
第9回 営業の自由に関する事例講義:薬局開設距離制限事件判決
第10回 財産権に関する事例講義:共有林分割制限事件判決
第11回 選挙権に関する事例講義:在外国民選挙権訴訟
第12回 生存権に関する事例講義:朝日訴訟判決
第13回 統治機構の学び方:衆議院の解散権をめぐって
第14回 平和主義に関する事例講義
第15回 授業のまとめ:予備試験問題に挑戦しよう!授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義で扱う基本判例については事前に精読し、評釈・体系書により関連する知見を修得しておくこと。また、授業で修得された知見を確実なものとするため、繰り返し起案を行うこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常点評価(授業への参加20パーセント、課題レポート80パーセント)で行う。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・法科大学院「共通的到達目標モデル」において求められる水準及び本学法務研究科法学未修者コース1年次終了時点において求められる水準に達しているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・上記に沿う形で、解釈上の争点及び関連する判例や学説を理解した上で、複雑な事実関係から問題となる争点を析出し、判例・学説に準拠した上、規定の解釈・適用を行うことによって、事例を法的に解決できるか。
・法律文章の作成・起案を内容とする課題とする課題を課すことによって、前記の能力を文章で表現できるか。
③主体的な態度の観点
・意欲的に、予習・復習・起案を行い、質問をはじめ積極的に授業に参加することによって、前記、目標に達しているか。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーに研究室を訪ねるか、関大LMSの「メッセージ機能」を用いて連絡してください。
- 備考
Other Comments