- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法
- 時間割コード
Course Code - 10709
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 専門演習1a
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- A12
- 担任者名
Instructor - 木原 淳
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
国家とは何かを考える一素材として社会契約論を素材とするテキストを輪読し討論します。社会契約論は歴史的な事実ではなく壮大な仮説、もっと言えば嘘といえます。ではなぜ嘘がもっともらしく大学で教えられるのでしょうか。それは社会契約論を嘘と否認しても、国家を説明するために結局は、代わりのもっともらしい嘘が必要とされるだけだからです。社会契約論は今日、国家を説明するために人々に受け入れられたもっともらしい嘘で、政治哲学や法哲学はこの嘘をいかによりもっともらしくし、洗練させるかについて努力してきました。賛否は別に、社会契約論を学びながら、偉大な思想家が国家をどのように考えたかを体感することをめざします。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(4)必要な情報を探索する技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
3.主体的な態度
具体的な法的紛争や政治的状況について、既存のルールを用いて、または、新しいルールを提案することを通じて、その解決に向けて、公正かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
正義が価値との関係で歴史的にどのように理解されてきたか、ということにかかわる知識を習得する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
正義をめぐる諸問題について、自分の見解を説得的に示すことができる。
③主体的な態度の観点
自己の疑問や見解を積極的に示すこと、また他者の見解を合理的
論評していく態度を養う。授業手法 / Teaching Methods
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.演習の概要について 運営上の取決め、分担
2~14.演習
15.総括授業時間外学習 / Expected work outside of class
毎時間の検討箇所を事前に熟読し、何が論点であるかを理解し、自己の見方、感想について報告できるようにしておく。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績50%、レポート50%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
演習における発言、レポート、討論時における他者の主張を適切に理解していること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
討論時の内容、法哲学的議論に即した用語、表現
③主体的な態度の観点
討論への積極的参加
- 教科書
Textbooks 重田園江 社会契約論 ちくま書房
ホッブズ リヴァイアサン1-4 岩波書店
-
参考書
References 中山竜一他 『法思想史』 (有斐閣アルマ)
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact LMSを通じてご連絡下さい。
- 備考
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