- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文
- 時間割コード
Course Code - 11122
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 政治哲学1
(政治哲学の基礎) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 河村 厚
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義は「大衆(マルチチュード)と指導者の政治哲学」というテーマで行う。
古代ギリシア以来、集団や国家の安定的維持のためには、指導者の存在が必要だという考え方は根強く存在してきた。理性ではなく欲望に導かれる愚かな大衆(マルチチュード)は、賢明な指導者の導きなしには共同体を形成し、それを安定的に維持できないという主張も思想史上、散見される。だが果たして本当にそうであろうか。この問題を考えるために、本講義では、主にスピノザとレオ•シュトラウスの政治哲学を参照する。なお講義では他の政治哲学者の学説についても随時言及する。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(2)概念や理論に関する知識
(3)歴史や思想に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
到達目標 / Course Objectives
スピノザ、シュトラウスそれぞれの大衆観と指導者観、および共同体形成とその安定的維持における指導者の役割を理解する。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回 スピノザ政治哲学の基礎①
第3回 スピノザ政治哲学の基礎②
第4回 スピノザ政治哲学の基礎③
第5回 スピノザにおける大衆と指導者
第6回 スピノザにおける大衆と指導者
第7回 スピノザにおける大衆と指導者
第8回 スピノザにおける大衆と指導者
第9回 シュトラウスのスピノザ解釈①
第10回 シュトラウスのスピノザ解釈②
第11回 シュトラウスのスピノザ解釈③
第12回 シュトラウスにおける大衆と指導者
第13回 シュトラウスにおける大衆と指導者
第14回 シュトラウスにおける大衆と指導者
第15回 前期の講義内容の総括授業時間外学習 / Expected work outside of class
次回の授業範囲における専門用語の意味等を理解しておくように予習すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
本講義は定期試験のみ(100%)で成績評価します。
(ただし成績評価とは関係なく、コミュニケーションペーパーを配布して感想や意見を書いてもらうことを数回予定してます)。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
スピノザとレオ•シュトラウスそれぞれの大衆観と指導者観、および共同体形成とその安定的維持における指導者の役割を充分に理解できたか。
- 教科書
Textbooks
教科書は指定せず、プリントをほぼ毎回配布する。
-
参考書
References 河村厚 存在・感情・政治 関西大学出版部
河村厚 スピノザとフロイト 関西大学出版部
レオ・シュトラウス 『リベラリズム 古代と近代』 ナカニシヤ出版
レオ・シュトラウス 『古典的政治的合理主義の再生』 ナカニシヤ出版
レオ・シュトラウス 『都市と人間』 法政大学出版局
レオ•シュトラウス 『政治哲学とは何であるか?とその他の諸研究』 早稲田大学出版部
授業中に適宜指示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 前回までの授業への受講生からの質問に対して、授業冒頭にリプライする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSの「メッセージ」機能を使ってください
- 備考
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