2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
11008
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
法社会学2
(法現象の社会学)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
森 大輔
曜限
Day/Period
火2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

この授業では様々な法的紛争を、社会科学という法学の通常の視点とは異なった視点から眺めて分析します。法的紛争について、判決の中身だけではなく、裁判に至る過程やその後、裁判に関わる人々に注目して、紛争の理解を深めます。また、経済学、政治学、疫学、生物学等、他の学問の知見を、各紛争に絡めて解説することで、法律学以外からの視点で紛争をながめる見方があることを理解できるようになることを目指します。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(法学部)
1.知識・技能
  (1)制度に関する体系的知識
  (2)概念や理論に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
様々な社会科学の手法に関する用語等を説明できるようになる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
様々な社会科学の手法のそれぞれの長所を理解し使いこなせるようになる。
③主体的な態度の観点
様々な社会科学の手法を紛争の分析に適用できるようになる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

以下の順序で進行する予定です(反応等を見つつ変更する可能性もあります)。

1.  ガイダンス
2.  隣人訴訟(1)
3.  隣人訴訟(2)
4.  濫訴と不法行為法改革(1)
5.  濫訴と不法行為法改革(2)
6.  濫訴と不法行為法改革(3)
7.  疫学と法(1)
8.  疫学と法(2)
9.  疫学と法(3)
10.  科学捜査と確率的証明(1)
11.  科学捜査と確率的証明(2)
12.  科学捜査と確率的証明(3)
13.  社会科学における因果関係(1)
14.  社会科学における因果関係(2)
15.  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

配布する資料について予め通読したり後日再び確認したりする。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
到達度確認(100%)
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
様々な社会科学の手法に関する用語等に関する問題(60%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
様々な社会科学の手法を用いた分析に関する問題(40%)
③主体的な態度の観点

教科書
Textbooks

参考書
References

ダニエル・H・フット  裁判と社会―司法の「常識」再考  エヌティティ出版    4757140959
サナ・ルー  法、疫学、市民社会:  法政策における科学的手法の活用  木鐸社  4833224100

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

データ分析などを扱う関係で確率・統計等に関する数学的な話などが出てくることがあります。中学程度の数学程度の知識で十分ですが、数字を見るのも嫌という人には辛い可能性があるので、その点、注意してください。