- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法
- 時間割コード
Course Code - 11206
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 展開講義(法女性学)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 川口 美貴
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
<授業の内容>
多くの女性が労働市場に進出し、他方、男性も家事・育児、介護等の家族的責任を負担している中で、労働関係においては、性別に関わりなく、能力に応じた雇用の場が保障され、雇用・労働条件において差別的取扱いを受けず、職場において人格権が保障され、労働と家族的責任・個人の生活を調和させることが重要な課題です。
本講義では、特に労働関係に焦点を当て、①労働関係における男女の平等、②働きやすい職場環境の保障、③労働と妊娠・出産、育児・介護、個人の生活との調和-ワーク・ライフ・バランス、④非正規労働者の雇用・労働条件保障の4つの視点から、論点・法制度・今後の課題を検討します。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(1)制度に関する体系的知識
(2)概念や理論に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
到達目標 / Course Objectives
上記の4つの視点から取り上げる論点とそれに関連する法制度等を理解すること。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 労働関係における男女の平等①-賃金と労働基準法(教科書8章)
第2回 労働関係における男女の平等②-賃金以外の労働条件と男女雇用機会均等法(教科書8章)
第3回 働きやすい職場環境の保障①-ハラスメントの防止等と男女雇用機会均等法等(教科書7章)
第4回 働きやすい職場環境の保障②-ハラスメントの防止等と労働安全衛生法等(教科書7章)
第5回 働きやすい職場環境の保障③-健康・安全への配慮と労働基準法・労災保険法・労働契約法(1)(教科書14章)
第6回 働きやすい職場環境の保障④ー健康・安全への配慮と労働基準法・労災保険法・労働契約法(2)(教科書14章)
第7回 ワーク・ライフ・バランス①-妊娠・出産と労働基準法(教科書13章)
第8回 ワーク・ライフ・バランス②-育児・介護と育児介護休業法(教科書13章)
第9回 ワーク・ライフ・バランス③-労働時間・自由時間と労働基準法(1)(教科書11章)
第10回 ワーク・ライフ・バランス④-労働時間・自由時間と労働基準法(2)(教科書11章)
第11回 非正規労働者の雇用・労働条件保障①-有期労働契約(教科書20章)
第12回 非正規労働者の雇用・労働条件保障②-パートタイム労働契約(教科書20章)
第13回 非正規労働者の雇用・労働条件保障③-派遣労働契約(1)(教科書20章)
第14回 非正規労働者の雇用・労働条件保障④-派遣労働契約(2)(教科書20章)
第15回 全体のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業で説明した教科書の部分を読み返して復習してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
マークシート方式の試験100%で評価します。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
各回の授業で説明した基本的な内容を理解しているかどうかについて、マークシート方式の試験を実施し、100点満点の60点以上を合格とします。
- 教科書
Textbooks 川口美貴 『労働法(第9版)』 (信山社) 2025年3月出版予定
2024年も育児介護休業法等、多くの労働関係法令の改正があり、重要な判例も出されているので、最新の法改正・判例に対応した、「労働法(第9版)」(2025年3月出版予定)を教科書とし、これを使用して授業を進めます。購入する際は、第8版(2024年3月出版)やそれ以前の版と間違えないように、注意してください。
授業は、教科書を使って、教科書の内容を説明するという方法で進めますので、授業時には必ず教科書を持参してください。
教科書は分厚いものですが、シラバス記載の章の中の基本的な部分のみを授業でわかりやすく説明しますので、心配しないでください。ただ、教科書は、授業で取り扱わなかった部分も含めて、アルバイトや就職した後にワークルールについて調べたいことがあったときに、きっと役に立つと思います。
なお、教科書は、著者の印税をなしにし補助金を得る等、価格を抑えるために最大限の努力をしていますことをご理解ください。
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参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 質問は、関大LMSの「メッセージ」機能を利用してください。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSの「メッセージ」機能を利用してください。
- 備考
Other Comments 就職活動において企業を選択する上で、また、卒業し社会に出た後で、役に立つ知識をたくさん楽しく身につけることができるので、気分転換のつもりで、是非受講してください。