- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文
- 時間割コード
Course Code - 11123
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 政治哲学2
(政治哲学の展開) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 河村 厚
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義は春学期に続き「大衆(マルチチュード)と指導者の政治哲学」というテーマで行う。
古代ギリシア以来、集団や国家の安定的維持のためには、指導者の存在が必要だという考え方は根強く存在してきた。理性ではなく欲望に導かれる愚かな大衆(マルチチュード)は、賢明な指導者の導きなしには共同体を形成し、それを安定的に維持できないという主張も思想史上、散見される。だが果たして本当にそうであろうか。この問題を考えるために、本講義では、主にベルクソン、ドゥルーズ=ガタリ、ネグリ=ハートの政治哲学を参照する。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(2)概念や理論に関する知識
(3)歴史や思想に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
到達目標 / Course Objectives
ベルクソン、ドゥルーズ=ガタリ、ネグリ=ハートそれぞれの大衆観と指導者観、および共同体形成とその安定的維持における指導者の役割を理解する
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回 オルテガにおける大衆と指導者
第3回 ベルクソンにおける大衆と指導者
第4回 ベルクソンにおける大衆と指導者
第5回 ベルクソンにおける大衆と指導者
第6回 ベルクソンにおける大衆と指導者
第7回 ベルクソンにおける大衆と指導者
第8回 ドゥルーズ=ガタリにおける大衆と指導者
第9回 ドゥルーズ=ガタリにおける大衆と指導者
第10回 ドゥルーズ=ガタリにおける大衆と指導者
第11回 ドゥルーズ=ガタリにおける大衆と指導者
第12回 ドゥルーズ=ガタリにおける大衆と指導者
第13回 ネグリ=ハートにおける大衆と指導者
第14回 ネグリ=ハートにおける大衆と指導者
第15回 ネグリ=ハートにおける大衆と指導者
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回授業時間外学習 / Expected work outside of class
次回の授業範囲における専門用語の意味等を理解しておくように予習すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
本講義は定期試験のみ(100%)で成績評価します。
(ただし成績評価とは関係なく、コミュニケーションペーパーを配布して感想や意見を書いてもらうことを数回予定してます)。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
ベルクソン、ドゥルーズ=ガタリ、ネグリ=ハートそれぞれの大衆観と指導者観、および共同体形成とその安定的維持における指導者の役割を充分に理解できたか。
- 教科書
Textbooks
教科書は指定せず、プリントをほぼ毎回配布する。
-
参考書
References 河村厚 『存在・感情・政治 スピノザへの政治心理学的接近』 関西大学出版部
河村厚 『スピノザとフロイト』 関西大学出版部
黒木秀房 『ジル・ドゥルーズの哲学と芸術』 水声社
平賀 裕貴 『アンリ・ベルクソンの神秘主義 』 論創社
長谷川高生 『大衆社会のゆくえ オルテガ政治哲学:現代社会批判の視座』 ミネルヴァ書房
仲正昌樹 『ドゥルーズ+ガタリ〈アンチ・オイディプス〉入門講義』 作品社
仲正昌樹 『ドゥルーズ+ガタリ〈千のプラトー〉入門講義』
授業中に適宜指示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 前回までの授業への受講生からの質問に対して、授業冒頭にリプライする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を利用
- 備考
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