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学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/文/商
時間割コード
Course Code
10998
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
日本法制史2
(近現代)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
小石川 裕介
曜限
Day/Period
火2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

この授業では、法学をよりよく理解するため、日本法を歴史的に考察します。
日本法制史2では、近現代日本の法と秩序をとりあげながら、西洋から何を取り入れ、それがどのように変化していったかについて検討します。
私たちが前提としている西洋的な法システムが、過去から現在へどのように接続・断絶・変容を経ているかを確認することは、現在の法と法学を理解するための大きな一助となるでしょう。
なお、本授業について、日本法制史1の履修は前提としません。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(法学部)
1.知識・技能
  (1)制度に関する体系的知識
  (2)概念や理論に関する知識
  (3)歴史や思想に関する知識

到達目標 / Course Objectives

(1)  知識・技能の観点
・近現代日本の法の歴史における基本的な問題状況を把握する。
(2)  思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・与えられた問題について、歴史的観点から説明できる。
(3)  主体的な態度の観点
・学習した内容について、自ら疑問点を挙げることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  講義ガイダンス: 講義形式・試験・評価基準についての説明
第2回  近代における社会変動と法(1): 近代化をどう理解するか
第3回  近代における社会変動と法(2): 日本における近代化の特徴とその後の展開
第4回  明治期の法: 明治憲法体制
第5回  法教育と法学の始まり(1): 西欧法の輸入と法システム
第6回  法教育と法学の始まり(2): 国家システムと法学
第7回  法教育と法学の始まり(3): 再編から戦時へ
第8回  大正期の法: 近代法の再編
第9回  帝国日本における植民地の法(1): 帝国日本の射程
第10回  帝国日本における植民地の法(2): 帝国内の法システムの統合と環流
第11回  戦時期の法: 統制の法と非常時の法
第12回  近現代における司法制度と政治(1): 明治憲法下の司法
第13回  近現代における司法制度と政治(2): 戦後司法の展開
第14回  占領期の法: 占領管理体制
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

指定するテキストおよび使用するレジュメの該当部分、参考文献の関連部分を読むことで授業の理解を深めてください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
成績評価割合:到達度の確認(90%)、リアクション・ペーパー等(10%)
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

(1)  知識・技能の観点
・近現代日本の法の歴史における基本的な問題状況への理解度。
(2)  思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・近現代日本における法的問題について、歴史的観点からの説明能力。
(3)  主体的な態度の観点
・リアクション・ペーパーの提出と内容

教科書
Textbooks

高谷知佳・小石川裕介編  『日本法史から何がみえるか』  (有斐閣)  9784641125971

ほか、適宜レジュメを使用します。

参考書
References

川口由彦  『日本近代法制史』第2版  (新世社)  9784883842131
伊藤孝夫  『日本近代法史講義』  (有斐閣)  9784641126398
浅古弘・植田信廣・神保文夫・伊藤孝夫編  『日本法制史』  (青林書院)  9784417015178
出口雄一・神野潔・十川陽一・山本英貴編  『概説日本法制史』第2版  (弘文堂)  9784335359545
岩谷十郎・松園潤一朗・高田久実編  『よくわかる日本法制史』  (ミネルヴァ書房)  

ほか、講義の中で紹介します。

フィードバックの方法
Feedback Method

リアクションペーパーを通じた質疑応答を予定しています。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

授業の前後で対応するほか、LMSのメッセージ機能を使用ください。

備考
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