- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文
- 時間割コード
Course Code - 10580
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 刑法総論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 佐伯 和也
- 曜限
Day/Period - 月1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、理論的側面の強い刑法総論、その中でも、特に「犯罪論」を取り扱う。刑法学における重要な原則について説明した後に、「犯罪の成立要件」について分析・検討し、さらに、未遂、及び共犯などについても概説する。刑法総論分野の刑法概念、原則・主義、学説・判例等についてもちろん説明するが、「具体的諸問題」を中心に講義し、できる限り多くの裁判例・事例を参照しつつ、検討するつもりである。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(1)制度に関する体系的知識
(2)概念や理論に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
刑法総論の基礎・基本的知識を身に付ける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
学説・判例を理解し、具体的事例に適用して適切な結論を導く能力を身に付ける。
③主体的な態度の観点
学説・判例を理解したうえで、自らの考えを根拠づけて説明することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 刑法学・刑法総論
第2回 罪刑法定主義・刑罰諭
第3回 構成要件論
第4回 因果関係
第5回 客観的帰属論・不作為犯論
第6回 故意・過失
第7回 違法性阻却事由⑴
第8回 違法性阻却事由⑵
第9回 錯誤論
第10回 責任論・原因において自由な行為
第11回 未遂
第12回 不能・中止
第13回 共犯論の基礎
第14回 共犯論の応用・罪数論
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
①次回の講義テーマ(その隣接領域)については、テキスト等を事前に読んでおくことが望ましい。
②テーマごとのレジュメを用意し講義を進めていくので、講義において分かりにくかったところはテ キスト、あるいは参考書等を読んで事後的にも内容理解に努めることが望ましい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
成績評価割合(筆記による学力確認100%)。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
刑法総論の基礎・基本知識の修得度。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
学説・判例を理解し、具体的事例に適用して適切な結論を導き、それを説明することができるか。
③主体的な態度の観点
学説・判例を理解したうえで、自らの考えを根拠づけて説明することができるか。
- 教科書
Textbooks 井田良 『講義刑法学・総論』 (有斐閣)
大塚裕史・十河太朗・塩谷毅・豊田兼彦 『基本刑法I―総論』 (日本評論社)
教科書は、最新版を購入すること。1回目の講義において、説明する予定。
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参考書
References 山口厚・佐伯仁志編 『刑法判例百選1総論〔第8版〕 』 (有斐閣)
十河太朗・豊田兼彦・松尾誠紀・森永真綱 『刑法総論判例50!』 (有斐閣)
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 基本、講義後に対応する。
関大LMSによる問い合わせにも対応する。
- 備考
Other Comments