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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
11007
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
法社会学1
(法と社会システム)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
森 大輔
曜限
Day/Period
火2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

法律の内容は、実際には社会の中でどれくらい守られているのでしょうか。また、人々が守っているのは法律だけでしょうか。そもそも人々はどういうときに法を守るのでしょうか。そして、法は社会に対してどのような役目を果たしているのでしょうか。こうした疑問を持つとき、人は、法を社会現象の1つと捉えています。本授業では、社会科学の様々な手法と知見とを使って、法という社会現象を法解釈学とは異なる視点から理解できるようになることを目指します。さらに、人々が実際にどのような場合に法律を守っており、どのような場合に守っていないかといったデータがこうした議論には重要ですので、データ分析の手法を扱う統計学に関する議論を大きく取り上げます。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(法学部)
1.知識・技能
  (1)制度に関する体系的知識
  (2)概念や理論に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  規範や歴史的経験によって根拠づけられた説得的な議論を構成する力

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
統計分析や社会調査についてその結果を読むことができるようになる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
法に関する社会科学的な分析の研究を理解して論理的な思考ができるようになる。
③主体的な態度の観点
社会科学的な手法の自身の関心のある事項への応用を考えることができるようになる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

以下の順序で進行する予定です(反応等を見つつ変更する可能性もあります)。

1.  ガイダンス
2.  統計分析の方法(1)
3.  日本人の法意識(1)
4.  民事訴訟の法社会学
5.  統計分析の方法(2)
6.  統計分析の方法(3)
7.  社会調査の行い方
8.  日本人の法意識(2)
9.  法化社会の調査
10.  生ける法について
11.  慣習・社会規範(1)
12.  慣習・社会規範(2)
13.  法社会学の創始者たち
14.  実験的研究
15.  その他のデータ分析の方法

授業時間外学習 / Expected work outside of class

配布する資料について予め通読したり後日再び確認したりする。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
到達度確認(100%)
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
法社会学や社会科学の用語の理解を問う問題(60%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
社会科学や統計学の手法を使用して分析する問題(40%)
③主体的な態度の観点

教科書
Textbooks

参考書
References

佐藤岩夫、阿部昌樹  スタンダード法社会学  北大路書房  4762831840
ダニエル・H・フット  裁判と社会―司法の「常識」再考  エヌティティ出版    4757140959
村井潤一郎、柏木惠子  ウォームアップ心理統計  補訂版  東京大学出版会  4130121146

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

データ分析などを扱う関係で確率・統計等に関する数学的な話などが出てくることがあります。中学程度の数学程度の知識で十分ですが、数字を見るのも嫌という人には辛い可能性があるので、その点、注意してください。