- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文
- 時間割コード
Course Code - 11005
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 法思想史1
(法思想の形成と発展) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 市原 靖久
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
〔講義テーマ〕 西洋古代・中世の法思想
西洋の古代・中世にどのような法思想が現れたかを、それぞれの時代の社会と哲学についての概観を交えながら、順次みていきます。
西洋近代の法思想については、法哲学や政治思想史などの科目で扱われることが多いので、この講義では扱いませんが、古代・中世の法思想が近代の法思想にどのような影響を及ぼしているかについては努めて言及するようにします。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(2)概念や理論に関する知識
(3)歴史や思想に関する知識
到達目標 / Course Objectives
(1)知識・技能の観点
西洋古代・中世の法思想について、それぞれの時代の社会の特質と代表的思想家の法思想の内容を説明することができる。
(2)思考力・判断力・表現力等の能力の観点
西洋古代・中世の法思想に関連する論点について、信頼できる情報に基づいて自分の考えをまとめ、それを明晰に表現することができる。
(3)主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度の観点
主体的に授業に参加するとともに、自主的に参考文献にも目を通し、異なる理解や意見とも対話しつつ、自らの意見を形成することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第01回 オリエンテーション:授業概要・到達目標、授業計画、成績評価の方法・基準・評価、教科書、参考書などの確認
第02回 法思想史とはどのような学問か(1):基礎法学のなかの法思想史学
第03回 法思想史とはどのような学問か(2):法思想史学の対象と方法
第04回 西洋史の時代区分:歴史観と時代区分
第05回 古代の法思想(1):古代社会
第06回 古代の法思想(2):古代哲学史①
第07回 古代の法思想(3):古代哲学史②
第08回 古代の法思想(4):ソフィスト及びソクラテスの法思想
第09回 古代の法思想(5):プラトン及びアリストテレスの法思想
第10回 中世の法思想(1):中世社会
第11回 中世の法思想(2):中世哲学史
第12回 中世の法思想(3):キリスト教神学の法思想
第13回 中世の法思想(4):封建社会の法思想
第14回 中世の法思想(5):両法学の法思想
第15回 講義全体のまとめ、到達度の確認(筆記による学力確認)、講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
予習:授業前に関大LMSに設定されているスライド(講義用スライド)を見て、おおよその授業内容を把握しておくこと。
復習:授業後に関大LMSに設定されているスライド(自習用添付資料)を使って、キーワードを中心に学習内容を復習しておくこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
到達度の確認(筆記による学力確認) 50%
平常成績(小テスト) 50%
履修者数が多数になった場合には、「到達度の確認(筆記による学力確認)」を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
(1)知識・技能の観点
平常成績(小テスト)(授業で取り上げられた概念や論点などに関する選択式問題に解答する。)、到達度の確認(筆記による学力確認)(西洋古代・中世の法思想に関連する記述・論述式問題に解答する。)で評価する。
(2)思考力・判断力・表現力等の能力の観点
到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
(3)主体性を持ち、多様な人々と協働しつつ学習する態度の観点
平常成績(小テスト)、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
- 教科書
Textbooks
市販の教科書は使用しません。市原が作成したスライド[講義用スライドおよび自習用添付資料](関大LMSから閲覧・ダウンロード可能)を使用して授業を進めます。
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参考書
References 加藤新平 『法思想史(新版)』 (勁草書房、1999) ISBN: 432644830X
笹倉秀夫 『法思想史講義<上>:古典古代から宗教改革期まで』 (東京大学出版会、2007) ISBN: 4130323407
竹下賢=平野敏彦=角田猛之 『トピック法思想:羅針盤としての歴史』 (法律文化社、2000) ISBN: 4589024322
竹下賢=角田猛之=市原靖久=桜井徹(編) 『はじめて学ぶ法哲学・法思想――古典で読み解く21のトピック――』 (ミネルヴァ書房、2010) ISBN: 9784623056088
田中成明ほか 『法思想史(第2版)』 (有斐閣、1997) ISBN: 4641059721
千葉正士 『世界の法思想入門』〔講談社学術文庫〕 (講談社、2007) ISBN: 4061598422
中山竜一=浅野有紀=松島裕一=近藤圭介 『法思想史』 (有斐閣、2019) ISBN: 9784641221338
深田三徳=濱真一郎(編著) 『よくわかる法哲学・法思想[第2版]』 (ミネルヴァ書房、2015) ISBN: 9784623073962
船田亨二 『法思想史(全訂版)』 (勁草書房、1975)
三島淑臣 『法思想史(新版)』 (青林書院、1993) ISBN: 441700823X
・ここに示した参考書は、法思想史の通史的概説書(配列は著者姓の50音順)です。
・現在、入手困難な参考書も含まれますが、図書館にはすべて所蔵されています。
・講義の各項目に関連する個別的な参考書については、講義のなかで言及します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 最終成績の全体的傾向(合格率、成績評価の内訳[秀優良可不可の割合] など)については、春学期4年次生成績発表日の前後に、関大LMSの「お知らせ」で通知します。なお、個別の合否についての問い合わせには応じられません。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。
- 備考
Other Comments 【関大LMSの利用について】
1. 教材の設定と利用可能期間
この科目では、原則として、二つの教材(スライド、小テスト)が授業日に先立って関大LMSに設定されます。その他、必要に応じて参考資料や補足説明の教材が設定されることがあります。
スライドおよび小テストの利用可能期間は、原則として、次のとおりです。
(1)スライド(講義用スライドおよび自習用添付資料)は、各授業日の1週間前午前9時から学期終了日まで利用(閲覧・ダウンロード)可能です。
(2)小テストは、1回目および15回目を除く各授業日午前9時から1週間のみ利用(解答)可能です。
2. 担任者と履修者の連絡方法
担任者から履修者へ、履修者から担任者への、関大LMSを用いた連絡方法は、原則として、次のとおりです。
(1)担任者から履修者全員への連絡には関大LMSの「お知らせ」または「タイムライン」を用います。
(2)担任者から特定の履修者への連絡には関大LMSの「メッセージ」を用います。
(3)履修者から担任者への連絡(質問や問合わせ)には関大LMSの「メッセージ」を用いてください。