- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文
- 時間割コード
Course Code - 10571
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 民法1
(概論・総則A) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 水野 吉章
- 曜限
Day/Period - 火5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
【概論】
民法とは人と人との関係を定める法律である。本講義では、まず、法律学の初学者が、民法全体を理解するために、民法の概要を扱う。民法の基本的な考え方(所有権・契約・不法行為)、並びに、民法典の体系、すなわち、民法典の編(総則・物権・債権・親族・相続)、民法典のうちの財産法の基本的な権利(物権・債権)、及び、それらに関する基本的な規定(所有権、契約、債務不履行、不法行為、不当利得に関する規定等)に関する具体的なイメージを得ることを目的とする。
【総則】
本講義では、次に、民法典における民法総則部分の前半部分に関する規律について扱う。それらの規律について、不明確なところ(解釈上の争点)並びに、それに関する判例及び学説についての理解を得ることを目的とする。上記については、資料集や、基本判例を用いることによって、より具体的に、より深く学習することにする。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(法学部)
1.知識・技能
(1)制度に関する体系的知識
(2)概念や理論に関する知識
2.思考力・判断力・表現力等の能力
制度の正確な理解に基づいて問題状況を客観的に説明する力
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・民法典の構成(総則・物権・債権・親族・相続)、財産法の基本的な構造(物権・債権)、民法の基本的な規定(所有権、債務不履行、契約、不当利得、不法行為に関する規定等)のイメージを得ていること。
・民法総則の前半部分について、規律の内容を理解し、その解釈上の争点及びそれに関する判例や学説の立場を理解していること。法科大学院における「共通的到達目標モデル」及び法科大学院未修1年次の授業内容(民法総則部分)を踏まえる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・事例を三段論法などの法解釈の作法にしたがって処理できていることを解答案に表現すること。
③主体的な態度の観点
・授業の復習を行い、わからないところは質問し、不安があれば解答案を作成し添削指導を受けること。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス
第2回 【概論】解釈とは・民法とは・民法の全体像
第3回 物権
第4回 物権変動の基礎
第5回 物権法定主義
第6回 授業のまとめ
第7回 債権
第8回 契約
第9回 法定債権
第10回 【総則A】通則 基本原則
第11回 人 権利能力等
第12回 意思能力・行為能力
第13回 法人
第14回 物
第15回 授業のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
不安がある場合には、解答案の作成を行い提出すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
質疑などを含めた授業参加50%・試験50%
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・民法の概要が理解できているか。
・民法典における総則部分に関する基本的な規律及び争点並びに判例及び学説が理解できているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・事例を三段論法などの法解釈の作法にしたがって処理できることを解答案に表現できているか。
③主体的な態度の観点
・復習や質問、解答案作成などによって、理解を深めているか。
- 教科書
Textbooks 原田=秋山=山口他 『民法判例30!総則』 (有斐閣)
池田他著 『民法visual Materials』 (有斐閣)
ポケット六法 (有斐閣)
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参考書
References 潮見=道垣内編 『民法判例百選Ⅰ総則・物権』 (有斐閣)
法律学小辞典 (有斐閣)
- フィードバックの方法
Feedback Method 関西大学LMSを通じて行います。また、レポートについては、関大LSM内の「マイレポート」を通じて、フィードバックを行うことになります。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関西大学LMS(メッセージ・タイムライン)を通じて担当者にメールにてご連絡を下さい。
- 備考
Other Comments ・講義で利用するレジュメ及び資料も、「資料」として掲載します。レジュメは教室では配布しませんので、印刷し持参した上で、教室で授業を受講してください。
・春学期期間中に、授業内容を総合的にレポートを課しますので、LMSのレポート機能を使って提出していただきます。
・LMSには、レポート・小テストなどに関する連絡がありますので、「毎週時間割通りに確認する(必ず、週に1度は確認する)」ようにしてください。
・受講生への連絡は、LMSのタイムライン及びLMS内の講義連絡を通じて行います。担当教員への連絡は、関大LMSのメールを通じて行って下さい。(タイムラインに直接連絡をいただいてもかまいません。)
【注意】
・わからないところは質問し、文章作成などに不安がある場合には、解答案を作成し添削を受けてください。
民法1の授業は、民法のみならず、ノートの取り方や、解答案の作成の方法(作成いただいた解答案の添削等)等大学における生活の仕方も学習します。したがって、法学部での基本的な学習方法を身につけられるように、授業に全回数出席して練習してください。わからないことがあったら、遠慮無く質問をしてください。