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学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/文/経/商/社/政策/外/人間/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00407
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
プロジェクト学習1
〔交渉学〕
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
B 7
担任者名
Instructor
松木 俊明
曜限
Day/Period
水5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

***主体的な学びを涵養するアクティブラーニング科目です。***
  【授業の狙い】 
この授業は、生涯に亘って創造的な思考と責任ある行動を実践し続ける考動人<LifeLong  Active  Learner>の基礎となるスキルを、「交渉学」の理念や実践を通して、身につけることがねらいです。 
  「交渉学」とは、「『交渉力』を論理的に実証し、研究する学問」です。ここでいう「交渉力」とは、お互いの目的や意図を情報共有・共感し、当事者間の話し合いによる意思決定を基にして、長期にわたる良好な信頼関係を築くための力を指します。 
  【このクラスの概要】 
  口が上手い人や頭の回転が速い人が勝ち、話が下手な人、大人しい人は我慢をしなければならないと思ったことはないでしょうか?
この授業では、「Win-Winの関係」を構築するという、交渉学で大切にしている理念を重要視しています。相手に譲歩させる事でも無く、お互いにとって望ましいことが何かを考えるものです。永く、良い関係を作ろうとするコミュニケーションを目指し、その場限りの、一時的に良い関係を作ろうとするものでもありません。利害の対立する相手とより良い関係作りを目指し、中長期的に信頼を築く方法論を身に付けます。個人ワーク、ペアワーク、グループディスカッション、ロールシミュレーション(模擬交渉)を組み合せ、演習形式で学習します。 
  【対象】 
   この授業は、主に以下のような学生を対象にしています。
・  対立や衝突といった問題に対し、課題発見および課題解決する力を身に付けたい人
・  コミュニケーションには、信頼関係づくりが大切と考える人
・  話が下手で、言いたいことが言えずに我慢することがよくあり、交渉に苦手意識をもつ人
  【身につけるスキル】当事者間で長期の信頼関係に至るためには、根拠に基づいた批判的思考力・高度なコミュニケーション力、俯瞰的に多視点から当事者の置かれた状況を把握できる力が必要となります。

到達目標 / Course Objectives

交渉に必要な主能力として、共感による問題点の定義・合意形成の姿勢、分析力、コミュニケーション力、俯瞰的・多視点的な観点からの意思決定力が挙げられますが、特に、社会人基礎力の礎となるアカデミックスキルとしての交渉力を中心に学んでいきます。 
・交渉学の基本フレームワークを使い、交渉について科学することができる
  ・俯瞰的に多視点から当事者の置かれた状況を把握し、win-winな信頼関係の構築・維持ができる。
・win-winの信頼関係構築に向けての選択肢の創造ができる。
コミュニケーションによる信頼関係の構築ができる。 

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

この授業では、交渉学の基本的な考え方を学び、社会人基礎力の礎となる、信頼関係構築から誘うwin-winな合意形成について学習していきます。先ず、コミュニケーションから得た情報の中から、信ぴょう性のある情報を抽出し、クリティカルシンキングを実践することで本質を探るスキルを身につけていきます。このプロセスを通して、共感できる問題点を定義(合意形成)し、話し合いを通して最適な解決案を創出し、俯瞰的な視点からお互いが納得できるwin-winな信頼関係を考えていきます。人間は感情の動物です。これまでのディベートや2分法の論理の考え方とは異なり、人間の感情、信頼関係といった人間臭い営みも対象にしています。また、第三者が介入して行う、これまでの調停交渉、調停による和解とは異なり、当事者自身による俯瞰的なwin-winな関係構築が狙いです。(1回目の授業で詳しく説明します。)
   毎回、現代社会やアカデミック・ライフを反映した事例や状況のケース・時の話題を使い、具体性と臨場感を重視し、チームベーストラーニング(TBL)による問題定義から問題解決手法(PBL)で、 クリティカルシンキングから交渉学による学びを実践していきます。言い換えると、スタンフォードdSchoolのPBL手法(共有=>問題定義=>解決案の創造=>選択=>実践=>成果の可視化、評価・ふりかえり=>3手先を考え、俯瞰的視点から2手目の行動を「選択」・「判断」する)を実践しながら、社会人基礎力の礎となる交渉学を実践していきます。

  第1回   イントロダクション・本授業の主旨説明、アカデミックスキル・アセスメント、クリティカルシンキングを活用した交渉学という考え方について、チームビルディング(1)
 
第2回 CT&交渉学演習(1-1):交渉学のためのシンキングツールを使って、発信された情報から本質を見極める演習:身近な情報をもとに、ミニレクチャー、チーム演習
第3回 CT&交渉学演習(1-2):交渉学のためのシンキングツールを使って、発信された情報から本質を見極める演習:身近な事例をもとに、ミニレクチャー、チーム演習
第4回 CT&交渉学演習(2-1):win-winな信頼関係をクリティカルシンキングする(1):コマーシャル・PBビデオ等、ミニレクチャー、チーム演習
第5回 CT&交渉学演習(2-2):win-winな信頼関係をクリティカルシンキングする(2):コマーシャル・PBビデオ等、ミニレクチャー、チーム演習
第6回 CT&交渉学演習(2-3):交渉学のためのシンキングツールを使って、様々な状況をクリティカルシンキングする:公式データ資料、グラフ、社説、エッセイ等で可視化された資料、ミニレクチャー、チーム演習
第7回   CT&交渉学演習(2-4):交渉学のためのシンキングツールを使って、様々な状況をクリティカルシンキングする:公式データ資料、グラフ、社説、エッセイ等で可視化された資料、ミニレクチャー、チーム演習
第8回 TBLによるPBL演習(1-1):受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する:受講生が提案するテーマごとにチームを結成し、TBLによる交渉学PBLを実践する。ミニレクチャー、チーム演習
  第9回 TBLによるPBL演習(1-2):受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する:受講生が提案するテーマごとにチームを結成し、TBLによる交渉学PBLを実践する。ミニレクチャー、チーム演習
  第10回   受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する:受講生が提案するテーマごとにチームを結成し、TBLによる交渉学PBLを実践する。ミニレクチャー、チーム演習、チームの成果をクラスで全体共有
  第11回   TBLによるPBL演習(2-1):チーム再結成。受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する:受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する。ミニレクチャー、チーム演習
  第12回   TBLによるPBL演習(2-2):受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する。ミニレクチャー、チーム演習
  第13回  TBLによるPBL演習(2-3):受講生が興味を持つ特定のテーマ領域について交渉学を実践する:ミニレクチャー、チーム演習
  第14回   TBLによるPBL演習(2-4):チームの成果をクラスで全体共有、授業のまとめ、学びと成長のふりかえり、アカデミックスキル・アセスメント
+オンデマンド1回
 交渉学に基礎概念及び戦略的思考についての説明についての講義を行なう。(授業動画60分、学習課題30分)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

この授業は、ほとんどチーム単位で学習活動を進めます。各チームの進捗状況に応じて授業外に活動すること。
チーム単位での学習連絡網・いつでもどこでもチームの学習活動ができるバーチャル学習環境を構築・運営していく。
また、  授業資料や授業内学習活動内容をふりかえり、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして理解を深めること。課題に対する調査、資料作成など、積極的関与が望ましい。学内での個人の学習やグループの学習活動には、ライティング・ラボやコラボレーション・コモンズも活用して、授業の準備や復習をおこなってほしい。 
その他、交渉学や関連するスキルを学習する機会として、学生主体の研究会やセミナー等も授業にて告知するので積極的に参加されたい。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績評価割合は以下の通りである。毎回の授業での姿勢、授業内で行う提出物、グループ活動におけるグループへの貢献度やグループ学習態度プレゼンテーション等授業態度を中心に総合的に評価する。
出欠について:15回の授業の内、3回以上の正当の理由のない欠席は大幅に原点とする。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

A 90%以上、B 80%以上90%未満、C 70%以上80%未満、D 60%以上70%未満、不合格 60%未満
  注意:成績には、個人の学びの学習態度(50%)、チーム活動でのチーム貢献およびチームメンバー個々人の成果物等のチーム平均点(50%)を反映する。【個人レベル(50%)】 
  授業中の授業に取り組む姿勢・態度(決して出席点ではない)(10%) 
  個人レベルの提出物や成果物、ふりかえり記録(ポートフォリオ)(25%) 
  個人レベルのプレゼンテーション(15%) 
  *繰り返すが、個人の学びの学習態度(50%)は決して出席点ではない。あくまでも、授業内での真摯な学習態度を反映した学習活動の様子を可視化したものである。 

教科書
Textbooks


授業の演習内容に応じて、適宜紹介する。 

参考書
References

田村次朗・隅田浩司    戦略的交渉入門    日経文庫、日本経済新聞出版社  
一色正彦,田上正範,佐藤裕一    理系のための交渉学入門    東京大学出版会    

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

メール
t-matsuki@mizuki-sogo.com

備考
Other Comments

(1)この科目は、定員24名の小人数クラスです。そのため、希望者多数の場合は抽選となります。  (2)公平性確保の観点から、抽選で当選した後に履修許可を削除したり、履修を辞退することは原則として認めません。  (3)オンデマンド配信授業回に関する情報として、①配信元:関大LMS、②配信時期第13回授業終了後から1カ月、③質問対応:対面授業時に受け付けます。

  欠席、遅刻等の連絡は、事前に
t-matsuki@cassio-law.com
に連絡してください。
オフィスアワー:メールでアポをとってください。
メール連絡では必ず、件名に 「受講クラス名 曜日 時限 氏名」を記入してください。