2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/文/経/商/社/政策/外/人間/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00379
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
プロジェクト学習1
〔文章力をみがこう!-自分を磨く作文プロジェクト-〕
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
A 2
担任者名
Instructor
三浦 真琴
曜限
Day/Period
火1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

「文章力をみがく」の概要】
 日本語の文章を読解したり、自分の考えを日本語で表現して相手に伝えたりする能力(リテラシー)は、大学での学びにおいてはもちろんのこと、社会生活全般において必要不可欠の能力です。しかし、最近では、大学生の日本語能力の低下が指摘されていることも事実です。「文章力をみがく」の授業では、この最も基本的な能力である日本語での読み書き能力を演習形式で実践的に訓練していきます。
 どのクラスでも基本的な日本語能力を訓練することができますが、クラスによって授業の進め方が異なります。下記の【このクラスの概要】ならびに別欄の【到達目標】と【授業計画】をよく読み、自分に合ったクラスを選択してください。

【このクラスの概要】
◎「添削」から『創作』へ:「添削」とは主として読み手が書き手に書き方について注文をつける営みです。その営みの価値と限界を知りましょう。その上で『創作』の苦しさと楽しさを体験しましょう。「添削」から『創作』へのプロセスには「換骨奪胎」的経験も予定しています。

◎「ものを書く」ためには、「ある他者」との関係性をきちんとわきまえておく必要があります。このクラスではそのことも経験してもらいましょう。

◎そのためにペアワークを導入します。あるテーマについてペアごとに作品を発表してもらいますが、協働的創作活動を通じて、作品のクオリティを高めていくことが、このクラスにおける大きなねらいです。

◎なお、作品の発表方法にもオリジナリティあふれるものを期待します。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 クラステーマである「文章力をみがく」の中で、自ら取り決めた課題を中心に学習することで、「文章力をみがく」について多面的に理解することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 「考動力」を基盤として、他の受講生と協働し、ライティングとプレゼンテーションスキルを身に付けることができる。
③主体的な態度の観点
 自らの学びに責任を持ち、直面する課題に主体的に取り組むことができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第一回:
ガイダンスを行います。ガイダンスの他に何をするのかを示してしまうと、ある種の準備状態が作られてしまうので、これ以上は此処に記しません。

第二回から第五回まで:
第一回の授業で綴った文章をベースに「書くこと」と「読むこと」の意味を考える授業を展開します。具体的に何をするのかを綴ってしまうと面白さが半減してしまうので、授業時の楽しみにとっておいてください。

第六回:創作に向けた準備の開始
「作品としての文章」を読む(読み解く)という作業をします。ここで高校を卒業するまでに国語科の授業でなされてきた文章の解釈が如何に平板なものであったか、あるいは誰かにとって都合のよいように作られたものであったのかを確認します。これは書き手の意図を読み手に伝えるために何処をどのように直すのがよいのかを考える体験となり、以後の「創作」に必要な準備作業にもなります。この他に教室という枠組みを越えたテーマ探しも体験します。

第七回から第九回まで:
『ファンタジーの文法』(ロダーリ)ならびにその応用編を体験します。一見、何の関係もないような複数の事柄を結びつけることによって、想像が創造へと進化していくことを実感します。

第十回から第十五回まで:
今までに体験してきたことを踏まえて、文章を創作します。その文章作品を発表するに当たって、表現形態には何の制限も設けません。ここでも大いに創造的想像力を発揮します。

なお、クラスにはLA(ラーニング・アシスタント)がいますから、アイデアやヒントなどのサジェスチョンを大いに求めてください。

最終回には、もしかしたらLAからのプレゼントがあるかもしれません(お楽しみに)。

なお、この講義計画はリジッドなものではありません。教室の雰囲気にあわせて、適宜、改良していくつもりでいます。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

この科目では毎回『文麿通信』を作成して、みなさんに配付します。そこにはみなさんの作品と、その作品に対する受講生の感想や意見が掲載されています。その他にLAや教員のコメントも掲載されています。これをじっくりと読むこと、これが授業時間外学習の一つです。また、コースの中盤以降はペアワークを中心に展開しますが、週に一度のクラスだけではこのワークを充実したものにすることは困難です。したがって、どのペアにおいても、テーマの発掘、必要な情報の収集、アイデアやプロットの創出ならびに見直しなど、授業時におけるワークをつつがなく進展するための準備が不可欠となります。その準備をすること、それがもう一つの授業時間外学習です。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
毎回の課題(100%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
 クラステーマである「文章力をみがく」の中で、自ら取り決めた課題を中心に学習することで、「文章力をみがく」について多面的に理解することができたかどうか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 「考動力」を基盤として、他の受講生と協働し、ライティングとプレゼンテーションスキルを身に付けることができたかどうか。
  ③主体的な態度の観点
 自らの学びに責任を持ち、直面する課題に主体的に取り組むことができたかどうか。

教科書
Textbooks

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

毎回、受講生の作品あるいは感想などを掲載した「文麿通信」を作成し、次回の授業に配付いたしますし、LMSにおいても配信します。その通信には、必要に応じて、教員あるいはLAなどからのコメントを付すこともあります。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
 必要に応じて 適宜 ご案内いたします。
その他

備考
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