- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 人間
- 時間割コード
Course Code - 25175
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 保健体育科教育法(三)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 上野山 小百合
- 曜限
Day/Period - 水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
中学校・高等学校の保健分野においての、基本的な授業の考え方と授業づくり(教材研究の方法、授業内容の構成、指導案作成など)について学習し、全員が模擬授業を経験する。
到達目標 / Course Objectives
・中学校および高等学校における保健体育(保健)の授業の目標・内容・方法について理解する。
・学習指導要領や参考文献をもとに、現代的な課題や身近な健康問題にひきよせた授業づくりを行うための視点や方法を学ぶ。
・文献やICTを活用して、学生同士で協力して教材研究や指導案作成を行う。模擬授業の相互評価をすることで実践力を養う。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・ICTを利用した教材研究や模擬授業での教材提示
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.オリエンテーション シラバスの説明/現代の健康に関する状況と課題/保健科教育の目的と意義/文献読み合わせ①/参考文献の紹介(随時)
2.子どもの健康をめぐる諸問題と保健の教育内容の構造(保健学習と保健指導)/保健の授業実践事例の紹介①/文献読み合わせ②
3.保健の授業実践事例の紹介②/文献読み合わせ③
4.保健の授業実践事例の紹介③/文献読み合わせ④
5~6保健の授業をどうつくるか(子ども理解、教材づくりの方法、授業の組み立て方、発問、グループワーク、学習指導案の書き方、板書、プレゼンなど)/グループ分けと教材研究
7.保健の指導案づくり[1](グループワーク)単元名・授業内容決定、資料収集、指導計画、単元目標、発問と予想
8.保健の指導案づくり[2](グループワーク)指導案完成、発問、板書計画・プレゼン作成、配付資料・学習プリント作成
9~14.保健の模擬授業と振り返り グループの発表と相互評価
15.保健科教育のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
・教科書(現在使われている高校の教科書です)は、指導案作成時の参考資料としても使えるものです。興味のあるところから読んでください。指導案作成時にも読みましょう。この本でなくても自分の使用した教科書など他の出版社のものを準備されても構いませんが、内容は時代により新しいものに変わっていますのでなるべく新しいものを使われる方がいいと思います。
・身近な健康問題に関心を持ち、普段からメディアや文献などから保健学習の教材を探すように心がけて、自分のしたい授業や教材を考え提案してください。
・文科省「学習指導要領」や解説書を読み、授業内容との関連を考えましょう。参考書に挙げたものを購入するか、文科省のウェブサイトから閲覧するようにして、指導案の教材観や目標を考える際に参照してください。
・模擬授業の準備や練習は必須です。頑張りましょう。教材選びや授業構成などで困ったり悩んだ時は、対面かLMSで相談してください。
・授業通信の作成を経験してください。仲間との対話にもなります。
・保健の授業のための参考文献を読んで内容をまとめ、レポートを提出してもらいますので、授業内で紹介したものや自分で興味を持った文献を1冊以上は読んでみましょう。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
作成した学習指導案と模擬授業による評価40%、授業のふりかえりと模擬授業へのコメント30%、レポートや時間外課題30%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
・学習指導要領や参考文献をもとに、身近な健康問題や子どもの健康をめぐる諸問題にひきよせた授業づくりができているかどうかを評価する。
・学生同士の対話による学び合いで、お互いが成長できたかどうかを評価する。
- 教科書
Textbooks 1.衞藤 隆・友添秀則他 『現代高等保健体育』令和4年度改訂 高校用 文部科学省検定済教科書 (大修館書店) 978-4469663198
2.アンデシュ・ハンセン著・ 久山 葉子 訳 『スマホ脳』 (新潮新書) 978-4106108822
3.宮口 幸治 『ケーキの切れない非行少年たち』 (新潮新書) 978-4106108204
1は、高校の教科書ですが、この本でなくても自分が高校で使用した教科書など他の出版社のものを準備されても構いませんが、内容は時代により新しいものに変わっていますのでなるべく新しいものを使われる方がいいと思います。指導案作成時の参考資料としても使えるものです。興味のあるところから読んでください。指導案作成時にも活用しましょう。
2は、初回に持参してください。グループで読み合う文献です。春休み中に購入して1.2章を読んでおきましょう。初回は、3章を読みます。
3も講義内でグループで読みます。指示された時に持参してください。
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参考書
References 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説(保健体育編)』 (東山書房) 978-4-8278-1568-9
文部科学省 『中学校学習指導要領解説(保健体育編)』 (東山書房) 978-4-8278-1594-8
文部科学省 『小学校学習指導要領解説(体育編)』 (東洋館出版社) 978-4-491-03467-6
渡邊正樹 他 『新高等 保健体育』令和4年改訂高校用 文部科学省検定済教科書 (大修館書店) 978-4469663204
上野山小百合・大津紀子編著 『子どもが動き出す授業作り』 (いかだ社) 978-4-87051-487-4
指導要領解説書は文科省のウェブサイトで閲覧して利用してもいいです。授業作りやレポートのための参考文献や資料などは、これ以外にも講義中に紹介します。
- フィードバックの方法
Feedback Method ミニッツに毎時間のふりかえりを記入し、次週に担当者から返信します。書かれたことを授業通信で紹介して、意見交流の機会とし、質問に答えたりします。授業通信の作成も体験してもらいます。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 対面では水曜日の4限に対応可能。LMSでも、随時問い合わせてください。
- 備考
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