- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70282
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 教育の方法及び技術(情報通信技術の活用を含む)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- T
- 担任者名
Instructor - 石井 芳生
- 曜限
Day/Period - 月6
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この講義では、児童・生徒の学びの質を高めるために必要な授業設計について考える。具体的には、学習指導要領で提示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現させるために、学習目標をどう設定し、その目標を達成するためにどのような教育方法、評価方法を選択することが望ましいのかについて理論的・実践的に検討する。授業設計に関しては、情報通信技術(ICT)の活用(教育番組やコンテンツの活用、タブレット端末等の授業での活用、オンラインやクラウドを活用した授業等)についても扱う。また、授業研究についても言及し、授業の質を向上させるための方法についても検討する。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・「教育の方法及び技術」に関して授業で取り上げられた理論や教育実践事例を理解し、⑴授業を設計する際に、具体的な学習目標を提示できる、⑵学習目標に応じた教育方法を選択し、それを用いた理由について説明できる、⑶学習目標に応じた評価方法を選択し、それを用いた理由について説明できる。
・ICTを活用した授業実践の方法や教育事例について説明できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・授業で扱った理論や実践的な知識や技術を基に、自分で授業目標を設定し、それに適した教育方法や評価方法を選択し、授業指導案を作成することができる。
③主体的な態度の観点
・質の高い授業を設計するという目的意識をもって、学習課題に主体的に取り組み、学んだことの意義を実感できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 教育方法・技術論を学ぶ意義を考える
第2回 学びの形成における経験と知識の問題を考える
第3回 学びの諸形成と学びの目標について考える
第4回 批判的思考と学びの態度について考える
第5回 教育方法:授業設計(①目標と②展開[導入・展開・まとめ]と③評価)を考える
第6回 教育方法:学習指導案の作成と学習指導の技術を考える
第7回 魅力的な授業:動機づけや協働的な学びを考える
第8回 ICTを活用した授業を考える⑴:教育番組、映像コンテンツの活用を考える
第9回 ICTを活用した授業を考える⑵:電子黒板、デジタル教科書の活用を考える
第10回 ICTを活用した授業を考える⑶:タブレット端末の活用、遠隔・オンライン授業を考える
第11回 ICTを活用した授業を考える⑷:ICTを活用を学校間交流学習や国際交流を考える
第12回 情報モラル教育:情報モラルの育成、情報セキュリティを考える
第13回 プログラミング的思考:プログラミング的思考の育成を考える
第14回 学習環境:教室における学習環境、図書活用、外部人材活用、ICT支援員活用を考える
第15回 授業研究:チームとしての学校、授業研究、ICTを活用した校務や学習指導の推進を考える授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業で使用した資料に基づき復習をすること、図書館等で関連図書に目を通しておくことが望ましい。レポート執筆をする際はライティングラボを利用することを推奨する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
各回の授業の発言内容や参加姿勢、LMS等への書き込みや300字ほどの学びレポート(発表や発言、ディスカッション、指導案作成も含む)を理解到達の指標とし、それらの内容をもとに総合的に評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・「教育の方法及び技術」に関して授業で取り上げられた理論や教育実践事例を理解しているか。具体的には、⑴授業を設計する際に、具体的な学習目標を提示できる。⑵学習目標に応じた教育方法を選択し、それを用いた理由について説明できる。⑶学習目標に応じた評価方法を選択し、それを用いた理由について説明できる。
・ICTを活用した授業実践の方法や教育事例について説明できる。
(講義内の発言やリフレクションカードなどの表出物の総合で評価)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・授業で扱った理論や実践的な知識や技術を基に、自分で授業目標を設定し、それに適した教育方法や評価方法を選択し、授業指導案を作成することができる。(作成する指導案を評価対象とする)
③主体的な態度の観点
・質の高い授業を設計するという目的意識をもって、学習課題に主体的に取り組み、学んだことの意義を実感できる。
(リフレクション[振り返りやレポート、LMS等への書き込み]の内容、授業への貢献度・積極性等を総合にみる)
- 教科書
Textbooks 岩﨑千晶 田中俊也 学びを育む 教育の方法・技術とICT活用 ー教育工学と教育心理学のコラボレーションー 北大路書房 978-4-7628-3242-0
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参考書
References 文部科学省 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 東洋館出版社 978-4-491-03461-4
文部科学省 生徒指導提要(令和4年12月) 東洋館出版社 978-4-491-05175-8
石井英真 授業づくりの深め方 ミネルヴァ書房 978-4-623-08770-9
ジョナサン・ヘイパー 基礎からわかるクリティカル・シンキング ニュートン新書 978-4-315-52576-2
澤井陽介 教師の学び方 子供の実態から「学ぶ」 授業の本質から「学ぶ」 研究を通して学びを「深める」 東洋館出版社 978-4-491-03671-7
鶴田清司 授業で使える!論理的思考力・表現力を育てる三角ロジック 図書文化 978-4-8100-7699-8
- フィードバックの方法
Feedback Method 課題に関して書かれたものにクラウド上(LMSやロイロノートなど)でコメントにてフィードバックする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact ishii-y7★kansai-u.ac.jp ※「★」記号を「@」に置き換えてください。LMS内の連絡機能にも応じます。
- 備考
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