- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経/商/社/ビ/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00601
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 環境の倫理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- A
- 担任者名
Instructor - 品川 哲彦
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
環境問題を倫理学という学問においてとりあげる。まず、倫理学の基礎をおさえ、環境問題が倫理的にどのように新しい問題かを説明し(§2)、以下、さまざまなトピックや環境倫理学理論を紹介する(§3-§11)。その後、自然観の変遷を顧み、人新世の概念に言及し(§12-§14)、環境問題が政治、経済、これからの人間の生き方をまきこむ包括的な問題であることを展望する。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
環境危機を倫理的問題として適切に理解すること
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
倫理学的な考察能力を高めること
③主体的な態度の観点授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
§1 ガイダンス。環境と自然の違い(4月8日)
§2 倫理学とはどのような学問か(4月15日)
§3 人間、自然、労働――ロックの労働所有論(4月22日)
§4 未来世代の権利(4月29日)
§5 現在世代の未来世代にたいする責任(5月13日)
§6 動物解放論(5月20日)
§7 動物の権利論(5月27日)
§8 生態系中心主義(6月3日)
§9 ディープ・エコロジー(6月10日)
§10 徳倫理学的環境倫理(6月17日)
§11 環境正義(6月24日)
§12 西洋の自然観(7月1日)
§13 日本の自然観(7月8日)
§14 人新世という問題提起(7月15日)
§15 まとめと試験(7月22日)授業時間外学習 / Expected work outside of class
復習: インターネットを介した学習システムであるWeb Class(関大LMS)を用いた小テストを、毎回、行う予定。内容は、授業のポイントの確認で、質問の形式はほとんど選択式問題で、1回5 or 6点を配分します。この小テストは、原則として、授業日(ないしは、その翌日)から、次週の授業日の前日(ないしは、その当日)まで受けられるようにします。インターネットにつながる環境であれば、自宅からも受験が可能ですし、もし、自宅にインターネットにつながるパソコンがない場合には、学内のITセンターなどから受験することができます。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
インターネットによる小テスト(60%)、最終授業日に行う筆記試験(40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
インターネットによる復習小テストで評価。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
最終授業日に行う筆記試験で評価。
③主体的な態度の観点
インターネットによる小テストの受験状況で評価。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 市川浩・小島基・佐藤高晴・品川哲彦(編) 『21世紀の教養1 科学技術と環境』 培風館
加藤尚武 『環境倫理学のすすめ』 丸善
加藤尚武 『新・環境倫理学のすすめ』 丸善
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSでの小テストでは、試験期間終了後、自習に切り替えて正解、解説が読めるようにしてあります。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
事前にアポイントメントを求める(tsina[at]kansai-u.ac.jp)
その他 関大LMSに「質問箱」を設定する。
- 備考
Other Comments できるかぎりわかりやすく説明することを心がけるが、緊張感をもって授業に臨まない学生がたやすく理解できる内容ではありません(どんな学問でもそうですが)。私語をする学生などには厳しく注意するので、そのつもりで。
倫理学という学問や担当者についての情報は、担当者のウェブサイト(http://www2.itc.kasai-u.ac.jp/~tsina/)を参照。