2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
60116
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
物理を学ぶ(演習含)(基礎物理学2)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
D
担任者名
Instructor
小池 貴久
曜限
Day/Period
土4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

物理学は工学のすべての分野での基礎として重要な科目である。その中の電磁気学の初歩について、基本的な法則の考え方を学び、自然現象を数学の言葉で表現する能力を養うことを目標にする。例題を丁寧に解説し、それに応じた演習を多く解いてもらうことによって、法則や現象が具体的なイメージをもって理解できるように進める。高校で物理学を学ばなかったとしても、ちょっとした数学(微積分とベクトル)の知識があれば、その学問体系が理解できるよう指導する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・電磁気学で扱う概念・法則・用語を理解し説明できる。
・真空中の静電場をクーロンの法則やガウスの法則を用いて解析できる。
・電荷が作る電位を求めることができる。
・コンデンサーの電気容量を求めることができる。
・電気回路中の電流やエネルギーを解析できる。
・真空中の静磁場をビオ・サバールの法則やアンペールの法則を用いて解析できる。
②思考力・判断力・表現力の観点
・問題の状況を把握しイメージして、問題を解く上で必要な情報を適切に図やグラフを描いて表現し、数式に表現できる。
・問題を解く過程を論理的に記述でき、他者に分かりやすく説明できる。
・計算の結果が妥当なものか、どこかおかしいか評価できる。
③主体的な態度の観点
・疑問点や分からないことを明確にし思考して、必要であれば教員や友人やその他の資源を活用して、それを解決できる。 

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

以下の内容で、基本的に教科書に沿って進めるが、状況によって順序を入れ変えたり、一部内容を変更することもある。
2回に1回程度の割合で、理解度確認のための小テストを行う。

第1回  クーロンの法則
第2回  電場
第3回  ガウスの法則その1
第4回  ガウスの法則その2
第5回  電位その1
第6回  電位その2
第7回  導体の性質
第8回  コンデンサーの電気容量
第9回  電流とオームの法則
第10回  電気回路とキルヒホッフの法則
第11回  電流と磁気
第12回  ビオ・サバールの法則
第13回  アンペールの法則
第14回  全体の復習(単位の関係を中心に)
第15回  まとめと到達度確認試験

授業時間外学習 / Expected work outside of class

毎週最低2時間は取ってこの授業の復習をしてください。
この科目は、「物理を学ぶ(演習含)(基礎物理学1)」の知識を前提とします。必要に応じてその復習をしてください。
授業内容で分からないことがあれば、必ずそのままにせず、遠慮なく教員に質問してください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
「小テスト(40%)」と「到達度確認試験(60%)」の予定。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

上記の到達目標がどれだけ達成できているかを上記の方法で評価する。

教科書
Textbooks

藤井和成  『基礎物理学』  (学術図書)  

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

・講義で使用するスライド資料は関大LMSからダウンロードできるようにしておきます。予習・復習に活用して下さい。
・毎回、関大LMSのアンケート機能を用いて授業内容の理解度に関するアンケート調査を行い、そこで質問等を受け付けます。
・小テストは返却しませんが、次回の講義冒頭で解答解説を行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

授業前後に直接問い合わせるか、または関大LMSのメール機能を使ってください。

備考
Other Comments

・学習・教育到達目標:(B)数学、自然数学、情報数学の基本知識とそれらを応用できる能力の習得
・講義連絡は関大LMSのお知らせ機能を利用します。また毎回の授業アンケート等、授業中に関大LMSを活用するので、スマホ等でいつでもログインできるようにしておいてください。
・試験前だけや暗記だけに頼る勉強では、修得は難しいことを心得ておいてください。