2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
人間
時間割コード
Course Code
25190
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
生徒・進路指導論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
S
担任者名
Instructor
畠山 久子
曜限
Day/Period
月5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 生徒指導とは、児童生徒が社会の中でよりよく、自分らしく生きることができる大人へと育つように、その成長を促したり、支援したりするさまざまな働きかけである。文部科学省『生徒指導提要』(2022年改訂)には、「生徒指導は、児童生徒が自身を個性的存在として認め、自己に内在しているよさや可能性に自ら気づき、引き出し、伸ばすと同時に、社会生活で必要となる社会的資質・能力を身につけることを支える働き」であり、「児童生徒自ら現在及び将来における自己実現を図っていくための自己指導能力の育成をめざす」とある。
 本授業では、児童生徒の「問題行動」・「困り感」の背景や要因を分析し、「目標・夢・希望を奪う現実に打ち勝つ力」「失敗に負けない力」を育てる具体的生徒指導・支援の在り方について考え、生徒指導を進めていくために必要な知識・技能や素養を身につける。
 また、社会的自己実現のための指導・支援であり、生徒指導の最終目標ともいえる進路指導について、近年の社会変動に関する情報を提示しつつ、自己選択・自己決定できる力をつけるための指導・支援の在り方を考えていく。
 教員をめざす学生に不可欠な資質である子ども理解の基礎を学び、実践力をつけることを主眼とするが、将来の家庭教育、地域・社会教育等に役立つ学びの場としても活用できるよう学習を進めていく。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 ・生徒指導の基本理念を理解し、実践事例を通じて必要な指導力を学ぶ。
 ・進路指導の基本理念を理解し、進路事例を通して必要な知識を知る。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 ・生徒指導・進路指導の在り方等の課題について、講義内容を基に、自ら考え、調べてレポートにまとめる。
③主体的な態度の観点
 ・講義の内容を、自らの体験や他講義での学びと結びつけて考え、新たな学びとする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  オリエンテーション(被教育体験と生徒指導・進路指導)
第2回  生徒指導とは(学校現場での問題意識)
第3回  問題事象のあらわれ方(子どものSOSをキャッチする)
第4回  問題事象の背景①(子どもの生活から考える)
第5回  問題事象の背景②(子どもの特性から考える)
第6回  問題事象の背景③(集団の視点から考える)
第7回  生徒指導を具体的に考える
第8回  生徒理解①(アセスメント・教育相談)
第9回  生徒理解②(集団づくり・自主活動)
第10回  生徒指導の組織とネットワーク
第11回  進路指導の現状と課題
第12回  キャリア教育とは(目標・概要)
第13回  キャリア教育の具体的プログラム①(職場体験学習を軸としたプログラム)
第14回  キャリア教育の具体的プログラム②(身近にあるものをいかしたキャリア教育とキャリアパスポート)
第15回  総まとめ(生徒指導・進路指導の課題として不登校を考える)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・授業資料を読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
・授業資料は、webページにアップデートするので、欠席した場合は、必ず次時までに復習しておくこと。
・参考図書を読むなど、積極的に自らの学びを深めるよう努力すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
①  レポート提出(35%)
②  小テスト(25%)
  ・小テストは実施前に連絡する。
  ・小テストは関大LMSで行う。
③  毎時間のふりかえりシート(40%)
  ・欠席した場合は、webページにアップロードした授業資料を参考に、ふりかえりシートを提出すること。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
  ・レポート、講義内での小テスト(ルーブリック評価)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
  ・レポート、講義内での小テスト(ルーブリック評価)
③主体的な態度の観点
  ・毎時間提出するふりかえりシートの内容

教科書
Textbooks


教科書は使用しない。
毎回、プレゼンテーションで提示する。
毎回、配付資料はwebページにアップロードする。

参考書
References

文部科学省  生徒指導提要(R4年版・H22年版)  (デジタル公開)  
文部科学省  学習指導要領 総則  
柏木智子・仲田康一  『子どもの貧困・不利・困難を越える学校』  学事出版  978-4-7619-2315-0
森田洋司監修 新井肇・西井克泰・若槻健編著  子どもが先生が地域とともに元気になる人間関係学科の実践  図書文化社  978-4-8100-3628-2

他に、国立教育政策研究所「生徒指導リーフ」シリーズ・「キャリア教育リーフレット」シリーズ

フィードバックの方法
Feedback Method

 授業初めに前時のふりかえりシートの記述から感想を紹介したり質問に答えたりして再度考える機会を作る。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
  授業の前後に対応する
メールアドレス
  t363305@kansai-u.ac.jp
  関大LMS or    hisahata2320@icloud.com
    メールでの連絡には必ず返信をするので、確認すること

備考
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