2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
人間
時間割コード
Course Code
25140
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
教育方法・技術論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
S
担任者名
Instructor
山田 嘉徳
曜限
Day/Period
火2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

<秋>
講義(対面型)

言語 / Language

<秋>
日本語(Japanese)


授業概要 / Course Description

<秋>
 本講義では、授業を設計する上で「学ぶこと」「教えること」の質を高める教育実践について考える。具体的には、新学習指導要領で提示されている「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、学習目標をどう設定し、その目標を達成するためにどのような教育方法、評価方法を選択することが望ましいのかについて、学習理論に基づきながら実践的に検討する。教育環境、方法、評価、教師の役割、授業設計について学び、子ども達の能力を最大限に引き出す教育実践のあり方を提案する。授業設計に関しては、情報通信技術(ICT)の活用(教育番組の活用、タブレットPC等の授業での活用、オンライン授業の実践等)についても扱う。また授業研究の知見を踏まえながら、学びの質を向上させるための方法についても検討し、最終的には、実践力を培うため、21世紀を生き抜く新たな知識と能力を獲得するための教育実践を具体化する授業案を作成する。

到達目標 / Course Objectives

<秋>
(1)知識・技能の観点
「教育の方法及び技術」に関して授業で取り上げられた理論や教育実践事例を理解し、①授業を設計する際に、具体的な学習目標を提示できる、②学習目標に応じた教育方法を選択し、それを用いた理由について説明できる、③ICTを活用した授業実践の方法や教育事例について説明できる。
(2)思考力・判断力・表現力等の能力の観点
授業で扱った理論や実践的な知識や技術を基に、授業目標を設定し、それに適した教育方法や評価方法を選択し、授業指導案を作成できる。
(3)主体的な態度の観点
質の高い授業を設計するという目的意識をもって、学習課題に主体的に取り組み、学んだことの意義を実感できる。

授業手法 / Teaching Methods

・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

<秋>
第1回  オリエンテーション:教育の方法と技術を考える
第2回  学習目標を考える
第3回  学力論:様々な学力観、資質・能力について考える
第4回  教育内容と指導方法:学習目標の達成に向け、何をどのように教えるのかを考える、授業の構成(導入・展開・まとめ)を考える
第5回  教育評価の方法と理論:いつ、何のために、どのように評価を行うのか、パフォーマンス評価、ルーブリックを考える
第6回  魅力的な授業づくり(1):自己調整学習のあり方を考える
第7回  魅力的な授業づくり(2):協同学習のあり方を考える
第8回  ICTを活用した授業を考える(1):教育番組、映像コンテンツの活用を考える
第9回  ICTを活用した授業を考える(2):電子黒板、デジタル教科書の活用を考える
第10回  ICTを活用した授業を考える(3):タブレットPCの活用、遠隔・オンライン授業を考える
第11回  ICTを活用した授業を考える(4):アシスティブ・テクノロジー、特別な支援を必要とする学習者へのICT活用を考える
第12回  ICTを活用した授業を考える(5):情報モラル教育、情報モラルの育成、情報セキュリティを考える
第13回  ICTを活用した授業を考える(6):プログラミング的思考の育成を考える
第14回  ICTを活用した授業を考える(7):評価におけるICT活用(学習履歴等の教育データの活用)を考える
第15回  ICTを活用した授業を考える(8):Ed  Tech,  情報化時代の学校の情報技術モデルとICT環境の整備、ICTを活用した校務の推進、ICT支援員など外部人材の活用、教師の成長を考える

授業時間外学習 / Expected work outside of class

<秋>
・授業資料はすべて関大LMSに掲載し、復習のための活用を期待する。
・関大LMSの活用方法については、初回の授業で説明する。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

<秋>
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業内ワーク(授業指導案含む)40%、平常成績(毎回の授業内容の振り返り課題)40%、授業内小レポート20%により、評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

<秋>
(1)知識・技能の観点
「教育の方法及び技術」に関して授業で取り上げられた理論や教育実践事例を理解し、①授業を設計する際に、具体的な学習目標を提示できる、②学習目標に応じた教育方法を選択し、それを用いた理由について説明できる、③ICTを活用した授業実践の方法や教育事例について説明できる。
→授業内ワーク(授業指導案含む)および授業内小レポートにより、講義内容についての知識が定着しているかを確認する。

(2)思考力・判断力・表現力等の能力の観点
授業で扱った理論や実践的な知識や技術を基に、授業目標を設定し、それに適した教育方法や評価方法を選択し、授業指導案を作成できる。
→授業内ワーク(授業指導案含む)および授業内容の振り返り課題により、授業目標を設定し、それに適した教育方法や評価方法を選択できるかどうか確認する。

(3)主体的な態度の観点
質の高い授業を設計するという目的意識をもって、学習課題に主体的に取り組み、学んだことの意義を実感できる。
→毎回の授業において、授業内容の振り返りを通して、当該内容の理解の深まりと広がりを確認する。

教科書
Textbooks

<秋>
備 考 / Note=====================================
<秋>
特に指定はしません。

参考書
References

<秋>
文部科学省  「中学校学習指導要領」(平成29年3月改訂版)、  
文部科学省  「高等学校学習指導要領」(平成30年3月改訂版)  
岩﨑千晶・田中俊也(2023)  『教育の方法・技術とICT活用:教育工学と教育心理学のコラボレーション』  (北大路書房)  978-4762832420
  稲垣忠・深見俊崇・寺嶋浩介・市川尚・菅原弘一・成瀬啓・小林祐紀・森下孟・佐藤靖泰(2022)  『教育の方法と技術  Ver.2:  IDとICTでつくる主体的・対話的で深い学び』  (北大路書房)  978-4762832123
田中俊也(2017)    『教育の方法と技術:学びを育てる教室の心理学』  (ナカニシヤ出版)  978-4779512100

備 考 / Note=====================================
<秋>
配付資料等は関大LMSのWebClassコースに掲載します。

フィードバックの方法
Feedback Method

<秋>
・毎回の授業内容の振り返り課題と授業中の提出物に対して、次回授業時に適宜コメントを付与します。
・授業で実施した課題やプレゼンテーションについて、受講生同士による振り返りの機会を適宜設けます。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

<秋>
授業の前後および関大LMSのメッセージ機能を使ったメールでの問い合わせに対応します。

備考
Other Comments

<秋>