- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/商/社/政策/外/人間/ビ/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00361
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - スタディスキルゼミ(ディベート)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- B 2
- 担任者名
Instructor - 伊藤 信也
- 曜限
Day/Period - 金2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
■ 授業の狙い ■
スタディスキルゼミは、大学で学習する際に必ず必要となる基礎的スキル(聞き取る、調べる、読解する、書く、発表する、議論する、など)を演習形式で総合的に訓練する授業ですが、この授業はその応用編にあたります。
基礎的な複数のスキルを駆使して、さらに発展的な「ディベート」のスキルを身につけることがこの授業のねらいです。
他者の意見を的確に聞き取り、生産的なディスカッションを行うディベートを最終的な目標として学習することで、基礎的な複数のスキルに習熟し、それらをより有機的に使いこなせるようになるでしょう。
■ このクラスの概要 ■
このクラスでは、スタディスキルの総合的能力を養える「ディベート」の基礎を、十分に習得することを最重要課題として取り組んでいきます。なぜならディベートは、大学で学ぶために必要なスタディスキルのすべての要素が含まれているからです。
必要な資料を適切に獲得するために「読む(調べる)」、伝えるべき内容を記録・整理するために「書く」、話し言葉から必要な情報を漏らさず「聞く」、第三者に自分の意図が伝わるように「話す」、これらすべての学問的能力を鍛えるために、ディベートを適切に身につけることは大変有効です。
演習はグループ単位で楽しく進めていきます。互いに協力し合って、ディベートを基礎から身につけていきましょう。15週経ったときに、皆さん自身の潜在能力が発揮されているはずです。また、ディベートのテーマ選びも受講生の皆さんの関心あるものから皆で決めていきますので、ディベート準備のモチベーションにも配慮しています。
■ 対象 ■
この授業は、主に以下のような学生を対象にしています。
・ 大学で学んでゆくための基礎的なスキルをすでに身につけており、それらをさらにみがきたい人
・ より発展的なスキルとして、ディベートのスキルを重点的に身につけたい人
■ 身につけるスキル ■
この授業では、他者の主張や意見を的確に理解し、自ら思考し、自分の主張や意見をわかりやすく他者に伝えて生産的なディスカッションを行うスキル、すなわち「ディベート力」のスキルを重点的に身につけます。
その他に、「ノートテイキング力」、「情報検索力(基礎・応用)」、「読解力」、「文章力」、「課題探求力」などのスキルも求められます。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・ 大学初年次レベルの授業で出される課題を作成するのに必要な情報・文献を検索し、入手する、ないし、所在を確認することができる。
・ 大学初年次レベルの授業でだされる課題を作成するのに必要な文献・資料を読解・理解し、課題の作成においてそれらを適切に引用・利用することができる。
・ ディベートにおいて他者の立場・論拠を的確に聞き取り、理解することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ 大学初年次レベルの授業でだされる課題を作成し、その内容をわかりやすくプレゼンテーションできる。
・ ディベートにおいて分かりやすく自分の立場・論拠を説明することができる。
・ ディベートにおいて、生産的なディスカッションを行うことができる。
③主体的な態度の観点
・ディベートにおいて、グループで協力してテーマの探究を推進することができる。
・ディベートにおいて、グループが最大のポテンシャルを発揮できるような実践活動ができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション(授業概要の説明と自己紹介、班編成)
第2回 ディベートガイダンス&ミニディベート体験
第3回 (1stディベートに向けて)ディベートに必要なリサーチの技法
第4回 (1stディベートに向けて)立論の作り方を学ぶ
第5回 (1stディベートに向けて)立論の構成を考える
第6回 (1stディベートに向けて)質問と回答を準備する方法を学ぶ
第7回 1stディベート(立論発表会の場合あり)
第8回 (2ndディベートに向けて)ディベート向上のためのミーティング
第9回 (2ndディベートに向けて)立論の作り方を再検討する
第10回 (2ndディベートに向けて)主張・戦略のスキルアップをはかる
第11回 (2ndディベートに向けて)反駁の準備方法をマスターする
第12回 (2ndディベートに向けて)質疑応答の準備方法をマスターする
第13回 (2ndディベートに向けて)最終弁論の準備方法をマスターする
第14回 2ndディベート対戦&感想戦(1週目)
第15回 2ndディベート対戦&感想戦(2週目)授業時間外学習 / Expected work outside of class
ディベート対戦に向けた準備をスムーズに進めるために、毎週グループで話し合い各自で課題を設定し、それをクリアしてからゼミに臨むようにしてください。
したがって、時間外の進捗状況についての意思疎通、相互連絡は大変重要です。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
提出物による評価(50%)、ディベート準備および対戦の積極的参加姿勢(50%)。欠席、遅刻は減点。特に対戦当日の無断欠席、遅刻は大幅に減点されるので注意。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・ディベートの基本的技術の理解と習得(30%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ディベート対戦における判断力や表現力の評価(50%)
③主体的な態度の観点
・毎回の振り返りとディベートごとの振り返りの提出と内容およびルーブリック評価(20%)
・その他、個々人が最初から身につけている諸能力よりも、この期間中にどれだけ伸長したか、また自己の到達度の正確な把握を重視します。詳しくは1週目に説明します。
- 教科書
Textbooks
なし(プリントを使用します)
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参考書
References 松本茂 『日本語ディベートの技法』 (七寶出版) 978-4901585019
松本茂 『頭を鍛えるディベート入門』 (講談社ブルーバックス) 978-4062571128
香西秀信 『反論の技術』 (明治図書) 978-4181650087
その他は授業中に指示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method ・「立論」の準備段階で各グループに中間報告を求め、よりすぐれたスピーチになるように、講師が詳細な添削を行い、アドバイスします。
・また、ディベート対戦後に必ずディベーター間で感想を持ち寄り、講師からのコメントと合わせて教訓化し、次のステップに活かせるようにしています。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact ・オフィスアワー 金曜2,3限にキャンパスにおりますので、4限以降であれば事前にアポを取って頂ければ面会します。
・その他、関大LMSの「メッセージ」機能を使って連絡して下さい。
- 備考
Other Comments ・この科目は、定員24名の小人数クラスです。そのため、抽選科目となります。公平性確保の観点から、抽選で当選した後に履修許可を削除したり、履修を辞退することは原則として認めません。
・この科目は、グループによる継続的な組織的準備が重要なため、欠席回数が5回を超えると単位修得を認めません。