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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
20636
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
英語科教育法(二)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
3
担任者名
Instructor
植木 美千子
曜限
Day/Period
木5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

英語科教育法(二)では、実践的な英語科指導力の養成に焦点をあてながら授業をすすめていく。具体的には、4技能(5領域)とその統合に関する指導法、タスクの設計を含む教材評価・作成法、学力の測定と評価法、ならびに教案(学習指導案)の書き方などを含む授業構成法について、それぞれの重要点を見てゆくことにする。なお、この授業では、受講生をいくつかのグループにわけ、マイクロティーチング(模擬授業)を経験させ、それを通しても実践力を養う。

到達目標 / Course Objectives

❶4技能(5領域)とその統合、文法、語彙、発音の指導法、タスクベースの教材作成法、ALTと共同での授業実施、ICTを活用した教授法、学力の測定と評価方法、および教案(学習指導案)の作成技術について、詳細な理解を深める。【①】
❷  取得した知識を基に、実際の授業計画を立案し、効果的に説明および実施する能力を身につける。【②】
❸  自身の学習プロセスと教育実践を振り返り、持続的な改善を図るための自己評価能力を養う。【③】
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①  知識・技能の観点
②  思考力・判断力・表現力等の能力の観点
③  主体的な態度の観点

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

詳細に関しては、1回目の授業において説明するが、おおむね以下の順で授業を進める。 

01回目:    オリエンテーション:教室における英語使用:原則と実践 
02回目:    英語科における授業運営の基礎知識
03回目:    英語科における教案(学習指導案)の考え方と書き方 
04回目:    英語科における教案(学習指導案)の考え方と書き方  2
05回目:    Warm-up活動の指導法
06回目:    技能統合から見た音読の指導法 
07回目:    技能統合から見たリスニングの指導法 
08回目:    技能統合から見たスピーキングの指導法 
09回目:    技能統合から見たグラマーの指導法
10回目:    技能統合から見た発音、ボキャブラリーの指導法
11回目:    技能統合から見たリーディングの指導法
12回目:    技能統合から見たライティングの指導法
13回目:    マイクロティーチング
14回目:    マイクロティーチング
15回目:    マイクロティーチング・総括 

授業時間外学習 / Expected work outside of class

マイクロティーチング,レポートや小テストの準備、ならびに指定文献の読了が求められる。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。

①  小テスト(20%)
②  授業内課題(20%)
      ・授業内タスク(アクティビティ)
 ・過去受講生の模擬授業振り返りビデオからの学び
③  指導案(20%)
④  マイクロティーチング(30%)
⑤  マイクロティーチング振り返り動画作成(10%)

で総合評価する。

詳細は1回目の授業において説明する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①    知識・技能の観点 
取り扱うトピックへの理解の度合い 
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 
マイクロ・ティーチング(含む教案)およびレポートの完成の度合い、授業内議論やグループ活動への貢献の度合い 
③主体的な態度の観点 
振り返りを通しての問題の認識と改善の度合い

教科書
Textbooks

NEW  CROWN  I  三省堂  
NEW  CROWN  II  三省堂  
NEW  CROWN  III  三省堂  

教科書は一般書店には置いていません。生協でのみ購入できます。

参考書
References


○ 文部科学省  『学習指導要領解説    外国語編』(小・中・高)  (文部科学省)  
○ 阿野幸一、太田洋、萩原一郎、増渕素子  『若手英語教師のためのお悩み解決Book』  (大修館書店)  
○ 淺川和也、田地野彰、小田眞幸(編)  『英語授業学の最前線』(第2刷)  (ひつじ書房)  
○ Harmer,    J.    (斎藤栄二、他訳)  『実践的英語教育の指導法』  (ピアソン・ロングマン)  
○ 太田洋、阿野幸一  『小学校英語はじめの一歩』  (大修館書店)  
○ 斉藤栄二  『基礎学力をつける英語の授業』  (三省堂)  
○ 斎藤栄二、竹内 理(編著)  『小学校英語学級担任のための活動アイディア集    3/4    年生用』  (三省堂)  
○ 斎藤栄二、竹内 理(編著)  『小学校英語学級担任のための活動アイディア集    5/6    年生用』(第2刷)  (三省堂)  
○ 靜 哲人  『英語授業の大技、小技』  (研究社)  
○ 靜 哲人  『英語授業の心・技・体』  (研究社)  
○ 竹内 理  『認知的アプローチによる外国語教育』(第3刷)  (松柏社)  
○ 竹内 理  『より良い外国語学習法を求めて:外国語学習成功者の研究』(第9刷)  (松柏社)  
○ 竹内 理  『CALL授業の展開:その可能性を拡げるために』  (松柏社) 

フィードバックの方法
Feedback Method

成果物、およびその作成過程、ならびに教室でのディスカッションにおいて、個別あるいは集団に対して、口頭および書面でフィードバックを与える。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーおよび    e-mail・ZOOM・LMSメール 

備考
Other Comments

教員を目指すものが受講対象のため、欠席や遅刻などに関しては厳格に対処する。  受講生の積極的な参加と貢献が期待される。

授業は対面方式(必要に応じてリモート・リアルタイム形式やハイフレックス形式)で、LMSでの資料提供を行う。授業計画等の変更については、LMS上でオンゴーイング・シラバスを提供して示す。 

【本授業における生成AIツール使用の基本ルール】
1)文章校正:日本語および英語のレポートにおける文章の推敲・整理
  しかし、レポートそのものを生成させることは禁止とする。

2)アイデア整理:既存の考えを体系的にまとめる補助ツールとして活用
  しかし、アイデアそのものを生成することは禁止とする。

3)例文活用:マイクロティーチングで使用する例文などを生成AIで作成する。しかし、活動目的や学習者に見合ったレベルのものかなどの確認は入念に行うこと。

4)英文校正:マイクロティーチングでの英語スクリプトを生成AIを使って校正する。上記同様、学習者に見合ったレベルのスクリプトになっているか、などの確認は入念に行うこと。