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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
20632
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
英語科教育法(一)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
3
担任者名
Instructor
植木 美千子
曜限
Day/Period
木5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

英語科教育法(一)は、英語教員が備えておくべき基礎的な知識・技能について学ぶことを目的とした科目である。具体的には、まず学校における英語教育の目的、今後の方向性、学習指導要領が示す基本的指針、コミュニケ-ション能力などについて触れたのち、外国語習得理論、外国語教授法、外国語測定・評価論、外国語学習者論、外国語教師論などについて、それぞれの重要点を見てゆくことにする。

到達目標 / Course Objectives

❶  英語教育の目的、今後の方向性、学習指導要領に示される基本的な指針、外国語習得理論、教授法、測定・評価論、学習者論、および教師論に関する基礎知識を十分に理解することができる。【①】
❷  外国語(英語)教育に関連する様々な問題について深く考察し、適切な判断を下し、その理由を明確に説明することができる。【③】
❸  研究エビデンスに基づいて授業内活動、小テスト、および評価表を設計し、作成することができる。【①②③】
❹  教科書の内容を詳細に分析し、効果的な活用法について判断し、説明することができる。【①②③】
❺  自己の学習過程を振り返り、改善すべき点を特定し、具体的な改善案を提案することができる。【③】
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①知識・技能の観点 
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 
③主体的な態度の観点 

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

詳細に関しては、1回目の授業において詳述するが、おおむね以下の順で講義を進める。 

01回目:    オリエンテーション 
02回目:    英語学習の目的とは 
03回目:    英語教育を取り巻く変化の波(基本方針と方向性) 
04回目:    学習指導要領と英語科教育    (1)-小学校を中心として 
05回目:    学習指導要領と英語科教育    (2)-中学校を中心として 
06回目:    学習指導要領と英語科教育    (3)-高等学校を中心として 
07回目:    教材とタスク(そのあり方と作り方)*ゲストスピーカー予定 
08回目:    教材とタスク(そのあり方と作り方) 
09回目:    外国語習得の理論的背景    (1)-SLAの理論を基にして 
10回目:    外国語習得の理論的背景    (2)-個人差要因について 
11回目:    外国語教授法    (1)-    Approach,    Method,    Technique 
12回目:    外国語教授法    (2)-    科学的な教授法をめざして 
13回目:    評価と測定    (1)-テストの作り方 
14回目:    評価と測定    (2)-評価の方法 
15回目:    まとめの議論

授業時間外学習 / Expected work outside of class

小テストの準備、ならびに授業内で出された課題をこなすことを求められる。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
定期試験を行わず、以下の4点から成績を算出する。

①  小テスト(30%)
②  レポート(40%)
  ・教科書分析レポート
  ・授業内活動(アクティビティ)作成
  ・小テスト作成
  ・学習分析レポート
③  授業への積極的参加(30%)

具体的な指示に関しては第一回目の授業で説明する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①    知識・技能の観点 
取り扱うトピックへの理解の度合い 

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点 
レポートの完成の度合い、授業内議論・グループ活動への貢献の度合い 

③主体的な態度の観点 
振り返りを通しての問題の認識と改善の度合い

教科書
Textbooks

NEW  CROWN  I  三省堂  
NEW  CROWN  II  三省堂  
NEW  CROWN  III  三省堂  

教科書は一般書店には置いていません。生協でのみ購入できます。

参考書
References


○ 文部科学省  『学習指導要領解説    外国語編』(小・中・高)  (文部科学省)  
○ 淺川和也、田地野彰、小田眞幸(編)  『英語受業学の最前線』(第2刷)  (ひつじ書房)  
○ 小寺茂明、吉田晴世(編)  『英語教育の基礎知識ー教科教育法の理論と実践』(第2刷)  (大修館書店)  
○ 小寺茂明、吉田晴世(編)  『スペシャリストによる英語教育の理論と応用』(第2刷)  (松柏社)  
○ 小池生夫(監)  『第二言語習得研究の現在ーこれからの外国語教育への視点』(第2刷)  (大修館書店)  
○ 小泉利恵  『英語4技能テストの選び方と使い方ー妥当性の観点からー』  (アルク)  
○ 小泉利恵、印南洋、深澤真  『実例でわかる英語テスト作成ガイド』  (大修館書店)  
○ 酒井英樹、滝沢雄一、亘利陽一  『小学校で英語を教えるためのミニマム・エッセンシャルズ』  (三省堂)  
○ 白井恭弘  『外国語学習に成功する人、しない人ー第二言語習得論への招待』  (岩波科学ライブラリー)  
○ 静 哲人  『英語テスト作成の達人マニュアル』  (大修館書店)  
○ 杉村健、八木成和  『人間教育の基本原理』  (ミネルヴァ書房)  
○ 竹内 理  『より良い外国語学習法を求めてー外国語学習成功者の研究』(第9刷)  (松柏社) 

フィードバックの方法
Feedback Method

成果物、およびその作成過程、ならびに教室における議論において、個別あるいは集団に対して、口頭および書面でフィードバックを与える。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーおよび    e-mail・ZOOM・LMSメール 

備考
Other Comments

教員を目指すものが受講対象のため、欠席や遅刻などに関しては厳格に対処する。  受講生の積極的な参加と貢献が期待される。

授業は対面方式(必要に応じてリモート・リアルタイム形式やハイフレックス形式)で、LMSでの資料提供を行う。授業計画等の変更については、LMS上でオンゴーイング・シラバスを提供して示す。

【本授業における生成AIツール使用の基本ルール】
1)文章校正:レポートにおける文章の推敲・整理に活用する。
  しかし、レポートそのものを生成させることは禁止とする。

2)アイデア整理:自分の考えを体系的にまとめる補助ツールとして活用。しかし、アイデアそのものを生成することは禁止とする。

3)例文活用:授業内活動で使用する例文などを生成AIで作成する。しかし、活動目的に見合ったレベルのものかなどの確認は入念に行うこと。