- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 60056
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 数学を学ぶ(ベクトル解析)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- B 2
- 担任者名
Instructor - 高瀬 冬人
- 曜限
Day/Period - 火1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
工学の分野において,その現象を記述したり考察するのにベクトルは必要不可欠である。そのベクトルを用いた「ベクトル解析」は一変数関数の微積分を多変数に拡張したものであり、微積分と線形代数が融合された数学である。
本科目では電磁気学への応用を念頭に置いて、ベクトル解析の基礎知識を習得し、計算法を体得する。到達目標 / Course Objectives
本講義を履修することにより次の能力を習得する.
1) ベクトルの基本的な演算(内積・外積)ができる.
2) ベクトルの微分について理解し,電磁気学に応用できる.
3) スカラー場の勾配,ベクトル場の発散・回転について理解し,計算ができる.
4) ベクトル場の面積分,線積分が計算できる.
5) ベクトル場のガウスの定理,ストークスの定理を用いて,問題を解くことができる.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による問題演習など自主的学習
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ベクトルの概念,内積・外積・三重積
第2回 ベクトル場, スカラー場
第3回 勾配ベクトル場, ベクトル場の発散
第4回 ベクトル場の回転
第5回 ベクトル場の矢印表示, 等高線とベクトル場
第6回 曲線の表示, 線素, 線積分
第7回 曲面の表示, 面素,曲面の面積
第8回 面積分
第9回 体積積分
第10回 グリーンの定理,ガウスの定理
第11回 ストークスの定理
第12回 電磁気への応用(1) 特異点があるベクトル場とδ関数
第13回 電磁気への応用(2) 点電荷が作る静電界
第14回 電磁気への応用(3) 線電流が作る静磁界
第15回 電磁気への応用(4) マックスウェル方程式と電磁波授業時間外学習 / Expected work outside of class
微積分・線形代数についてしっかり復習すること。
授業時間外には講義で説明した内容について例題や練習問題を各自で解くこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。定期試験において,教科書,参考書,ノートの持ち込みは不可。しかし,A4サイズ1枚のメモ(公式集など)の持ち込みを認める。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
(1) 知識・技能の観点
ベクトルの基本演算を理解して,主要公式が運用できる。
(2) 思考力・判断力・表現力の観点
与えられた問題に,適切な数式と演算を選択して計算できる。
(3) 主体的な態度の観点
テキスト中の演習問題などを自主的に練習し,実力をつける。
- 教科書
Textbooks 田代嘉宏 応用解析要論( 第5章 ベクトル解析 ) 森北出版 978-4-627-02600-1
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参考書
References 小林 亮 / 高橋 大輔 ベクトル解析入門 東京大学出版会 978-4-13-062911-9
國分雅敏 工科系数学セミナー ベクトル解析入門 東京電機大学出版局 978-4-501-61920-6
水本久夫 ベクトル解析の基礎 培風館 978-4-563-00589-4
保坂 淳 ベクトル解析 電磁気学を題材にして 共立出版 978-4-320-03500-3
ベクトル解析の参考書はいろいろとある。自分に合ったものを見つけて各自演習を行うこと。
- フィードバックの方法
Feedback Method 小レポートの正解を、次週に解説する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 毎講義の終了時に対面で受け付けます。LMSメッセージでも受け付けます。
- 備考
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