- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/商/社/政策/外/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 20656
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 特別活動論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 3
- 担任者名
Instructor - 松田 忠喜
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
近年、子どもたちを取り巻く社会の状況は急激に変化しています。グローバル化、情報化、少子高齢化、核家族化や地域社会における人間関係の希薄化などが進む中で、子どもたちが社会性、自主性などを身に付ける機会は激減しています。そのため、多様な集団活動を通して、人格の調和的な発達を図り、健全な社会生活を営む上で必要な資質・能力を養うことを目標とする特別活動は一層重視されています。
本科目では、「人間関係形成」、「社会参画」、「自己実現」の三つの視点や「チーム学校」としての視点、学年の違いによる活動の変化、各教科等との往還的な関連、地域と連携した組織的な対応等、新学習指導要領に基づいて授業を行い、特別活動の教育的意義を踏まえた実践的な指導力をつけていきます。また、特別活動を要とするキャリア教育などについても焦点を当てます。なお、一方的な講義ではなく、3分間スピーチ、考え・話し合う活動や実践活動(模擬学級会など)を織り交ぜながら、特別活動の指導法を身に付けるとともに特別活動の重要性を追求します。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・特別活動の教育的意義や目標・内容を理解することができる。
・教材研究を行い、学習指導案を作成することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・最近の教育事情から、具体例を通して特別活動の果たす役割を考えることができる。
・児童生徒の学びについて模擬授業や具体的事例を通して考察できる。
・指導方法の在り方を探求し、実践的な指導力を身に付ける。
③主体的な態度の観点
・自主的、主体的に授業に参加し、自らの学びを振り返り、今後の学習や生活に生かそうする。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 開講にあたって(ガイダンス)、特別活動とは(教育課程における特別活動の位置づけとその意義)
第2回 特別活動の歴史的変遷、子どもたちを取り巻く環境と特別活動の果たす役割
第3回 特別活動に関わる指導理論・教育的意義
第4回 特別活動の目標・内容
第5回 学級活動・ホームルーム活動(1)目標・内容、全体計画・年間指導計画、指導上の留意点
第6回 学級活動・ホームルーム活動(2)「話合い活動」指導のポイント、模擬授業(学級会)に向けて
第7回 学級活動・ホームルーム活動(3)「話合い活動」【演習:模擬授業】
第8回 生徒会活動 目標・内容、指導計画、指導上の留意点
第9回 学校行事 目標・内容、指導計画、指導上の留意点
第10回 特別活動と生徒指導、特別活動と学級経営
第11回 特別活動と各教科・総合的な学習(探究)の時間との関連、特別活動と道徳教育
第12回 特別活動におけるキャリア教育、言語活動の充実、学級活動・ホームルーム活動(話合い活動)学習指導案作成
第13回 学級活動・ホームルーム活動(4)「話合い活動・集会活動」【演習:模擬授業】
第14回 特別活動の評価、家庭・地域・関係機関との連携
第15回 これからの学校教育と特別活動、人間形成と部活動(クラブ活動)、特別活動の指導法のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
・前週に関大LMSの「教材」にアップロードする講義資料及びシラバスで指定しているテキストや学習指導要領の講義範囲を読み、大まかな内容を把握するように予習して講義に出席してください。
・児童生徒の現状と課題に関心を持ち、その要因と対策、解決への道筋などを主体的に考えて授業に臨んでください。
・授業で使用した講義資料やテキストをもとに復習し、理解や考えを深めておきます。
・レポート作成(特別活動の目標と内容の表作成、学習指導案作成等)を授業時間外の学習課題として出します。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(60%)、平常成績(レポート15%、授業の振り返り内容等25%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・特別活動の教育的意義や用語の定義・内容を問う設問(40%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・指導法に関する設問、演習(模擬授業等)、レポートや振り返りの内容(45%)
③主体的な態度の観点
・授業における役割分担(貢献・活躍度)と振り返り、演習(模擬授業等)やレポート作成への意欲(15%)
- 教科書
Textbooks 中園大三郎・松田修 他 小・中・高等学校新学習指導要領[準拠版]『21世紀社会に必要な「生き抜く力」を育む 特別活動の理論と実践』(第3版) 学術研究出版 9784910733906
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参考書
References 文部科学省 「中学校学習指導要領(平成29年告示)」、「高等学校学習指導要領(平成30年告示)」及びその解説書(特別活動編) 文部科学省ホームページ
文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 学校文化を創る特別活動(中学校・高等学校編) 東京書籍 9784487816910
杉田 洋 よりよい人間関係を築く特別活動 図書文化社 9784810095463
- フィードバックの方法
Feedback Method (1)毎回、授業の終わりに「振り返りカード」を提出します。提出された「振り返りカード」にコメントを記入し、評価して次回の授業時に返却します。その中で、受講者全員で共有することが望ましい内容については、次回の講義資料に掲載します。
(2)レポート(学習指導案等)にコメントを加え、採点して返却します。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
・授業の前後に対応します。
その他
・関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。
p185196@kansai-u.ac.jp
- 備考
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