- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/政策/外/人間
- 時間割コード
Course Code - 00787
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 身の回りの化学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- A
- 担任者名
Instructor - 廣瀬 敬治
- 曜限
Day/Period - 水3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
身の回りの化学について、あなたはどれぐらい知っているでしょうか。化学物質の構造の理解と取り扱いの基礎を学び、身の回りにある物質の性質を発現させている原理とともに、現代を生きる人に大切な化学知識を習得します。くらしの基本は衣食住です。身近な衣食住に関連する化学を取り扱った教科書を選びました。生活に生かせる化学知識のレパートリーを増やし、自ら考え知恵を出せるようにし、皆さんの科学リテラシーを身につける起点にしていただきます。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
化学構造が物質を理解する基礎であり、その物質の性質情報も含む世界共通の表現である事を理解し、化学構造式を描ける様になります。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
化学現象に関する不確かな情報に振り回されないように、科学リテラシーを備え、確かな情報を選択し正確な対応をする基本的な素養が身につきます。
③主体的な態度の観点
時間外学習課題の遂行とその成果を自分の言葉で表現出来、豊かな生活のために化学に基づく工夫が出来る様になります。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
講義と教科書の予習を元に、教科書に準拠した問題をつかった小テストや課題提出で理解度を評価します。
第1週 概説① 化学の役割 -化学が20世紀の節目で果たしてきたことから-
命をまもる(護る・守る・養る)化学情報の取り扱い (教科書関連章:第11章 薬と(農薬と)毒の化学)
第2週 概説② 化学の役割 -身の回りの化学に関する話題-(感染症への対応等)
第3週 化学式の理解 -化学の基本は物質の理解と取り扱い-(原子と分子と化学結合)
第4週 物質理解のリテラシー(1) (周期表、元素、単体、物質量)
第5週 物質理解のリテラシー(2) (原子の構造、電子の役割)
第6週 物質理解のリテラシー(3) (分子式の読み方ー気体の物性予想法と利用例)
第7週 化学構造の表記(鏡像体の立体構造式と量の表し方(光学純度))
第8週 化学構造と物性(水溶性とイオン結合)
第9週 化学構造と物性(石けんの構造と洗浄)
第10週 化学構造と物性(ビタミン類の構造と性質)
第11週 化学構造と物性(立体構造と生理活性)
第12週 安全の化学(化学反応現象の制御―燃焼と爆発、引火点と発火点)
第13週 安全の化学(エネルギーと環境(1)安全の考え方)
第14週 安全の化学(エネルギーと環境(2)電気自動車の歴史と電池、エコカー)
第15週 到達度のチェック
理解状況や最新トピックス紹介等の都合で、2から14回までは順序が変わる場合があります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
①各週授業に関連する教科書の章を時間外学習として指示するので、該当部分を事前に読んでくる(予習)。
② 授業と授業解説後のテスト等での理解度確認で、講義内容の理解を確かなものとする。
③ 授業後には復習をし、教科書章末問題に取り組み、理解をより確かなものにする。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常点(習熟度試験70% 、授業への参加度と受講態度と質問30%)で総合的に評価する。
習熟度試験については、前週の講義時間内に関連する教科書の章から時間外学習課題として指示するので、該当章を予習してくる。講義当日に習熟度試験を行う。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
平常点(習熟度試験等)で評価する
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
平常点(習熟度試験等)で評価する
③主体的な態度の観点
平常点(習熟度試験および授業への参加度と受講態度と質問)で評価する
- 教科書
Textbooks 纐纈 守 『楽しく学ぶ くらしの化学~生活に生かせる化学の知識』 (化学同人) 9784759820553
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参考書
References 芝 哲夫 『化学物語25講』 (化学同人) 978-4-7598-0776-9
芝原 寛泰、 後藤 景子 『身の回りから見た化学の基礎』 (化学同人) 9784759812923
馬場正昭 『教養としての基礎化学』 (化学同人) 9784759814583
大場好弘 『身のまわりの化学』 (化学同人) 978-4-7598-1480-4
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSメール「メッセージ」で連絡して下さい。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 講義内容の質問等は関大LMS「メッセージ」機能でお願いします。
- 備考
Other Comments 関大LMSを活用して、講義資料および講義映像を見る機会を提供します。講義映像は1週間を目途に繰り返し復習出来る様にしておきます。参加型講義はモチベーションが湧くと好評でしたので、本学のITシステムを有効活用して、履修生の学習効果を上げられる様に、履修生の意見をLMSを通じて集め、対応可能な好いアイデアは実施したいと思います。例えば、受講者が講義室でZoomに繋げば(URLはLMSに掲載予定)、リアルタイムに講義資料等が手元で見え、インタラクティブな双方講義の一端を担える様にする予定です。