2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
経/商/社/ビ/シ/環/化
時間割コード
Course Code
00476
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
入門・新しい部落問題
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
B
担任者名
Instructor
内田 龍史
曜限
Day/Period
金1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 現代「日本社会」には、さまざまなマイノリティ集団が存在する。これらマイノリティ集団は、偏見・差別・排除など、さまざまに不利な立場に置かれてきた。本講は、「日本社会」における典型的なマイノリティ問題として、被差別部落問題をとりあげ、その歴史的背景と現状、これまでの問題解決に向けた様々な取り組みを紹介する。
 これらの取り組みは、社会的に排除されてきた「部落民」を社会的に包摂する試みであり、その経験は、マジョリティ-マイノリティ間の良好な関係形成を展望するうえで、大きなヒントを与えてくれるだろう。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・部落問題に関する基礎的な知識を持つ。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・部落問題を、初学者にも理解できるように具体的に説明できる。
③主体的な態度の観点
・部落問題の解決方法を見出す。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・フィールドワーク

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.オリエンテーション
2.差別と社会
3.部落問題とは何か?
4.部落問題の基礎知識
5.部落問題と表象
6.近代化と部落問題
7.近現代の部落問題(1)
8.近現代の部落問題(2)
9.実態的差別と部落の実態
10.心理的差別とその背景
11.教育・啓発の取り組み
12.部落差別とアイデンティティ
13.部落差別の現在
14.グループディスカッション
15.部落解放とは何か?

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・毎回参考書を提示するので、グループディスカッションまでにそれらを読んでおくことを勧める。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
小レポート45%、グループワーク5%、試験50%で評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・部落問題に関する基礎的な知識を持っている(小レポート・試験による評価)。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・部落問題を、初学者にも理解できるように具体的に説明できている(小レポート・グループワーク・試験による評価)。
③主体的な態度の観点
・授業に積極的に参加している。(小レポートによる評価)
・部落問題の解決方法を見出している(グループワーク・試験による評価)。

教科書
Textbooks


なし。毎回講義資料を配付する。

参考書
References

寺木伸明・黒川みどり  『入門  被差別部落の歴史』  (解放出版社)  ISBN:4759240632
寺木伸明・野口道彦編  『部落問題論への招待——資料と解説(第2版)  』  (解放出版社)  ISBN:475922033X
朝治武・黒川みどり・内田龍史編  『講座 近現代日本の部落問題 3 現代の部落問題』  (解放出版社)  ISBN:4759241302
内田龍史  『部落問題と向きあう若者たち2』  (解放出版社)  

・ほか、毎回参考書を提示する。

フィードバックの方法
Feedback Method

・授業内通信を発行することで、毎回提出する学生の小レポートを共有する。それらに対して翌週の授業で講評する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

・LMSメッセージで連絡すること。

備考
Other Comments

・フィードバック(「通信」の作成)のために、毎回の小レポートの提出は授業日翌日中までとします。